表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/3

生まれ変わった元魔王

 ちょっとした思いつきでこの作品を書きました。

 昔から、主人公が最強って感じの作品を作りたかったので、書いてる時はとても楽しいです。

 誤字があったら教えて下さい。

 俺は魔王だ、元の世界で神様に「勇者を倒して」とお願いされたため仕方がなく勇者を倒したが、倒した後に何故か俺が偽魔王だったと言う事になり、皆に偽物扱いされたからから、ムカついてその世界を滅ぼしたのだ、理由は他にもあるけど、と言うよりムカついてってのは理由ではないんだけど、神様にお願いをして別の世界に転生させてもらった。ここまでが俺の知る事だ。これからの事は分からない、何故かって? そんなもん決まってんだろ。俺は未来予知なんて出来ないんだよっ! ……ん? まぁいいか。


 そんな事を思っていたらゆっくりと、ずっとあった水の中にいると言う感触が無くなった。 


『お? やっと転生出来たのか? ったく、250日以上こんな感じだからな。暇過ぎる』


 俺は250日くらい前に意識が覚醒して、ずっと目が開けられなく暗闇にいたのだ、そんな状態の中、たまにどこからか声が聞こえるようになった。それは一日に一回は必ず起こるようになった。最初はなんだなんだと焦ったが、もう馴れた。その声は聞き覚えの無い言葉で喋っているようだった。


「破水したぞ!」


『はすい? なんだそれ』


「よし、奥さん、焦らずゆっくりと深呼吸して下さい」


 聞けば安心するような地味に響くその低い声が聞こえた、きっと男の声だ。なんだ? 頭が挟まれてるんだが、んん? さっきから女の叫び声が聞こえるんだが大丈夫か? ……っ、眩しいっ! なっ、なんだ!?


「奥さんっ! 赤ちゃんの顔が出て来ましたよ!」


 何が起きてるんだっ! さっきまで頭が挟まれてたが今は腹が挟まれているんだが!? ああもうっ! 周りの声が五月蝿いな! おっとまた変わったぞ? 今度は足が挟まってるな。段々わかって来たぞ、俺はあれか、あれだな。何かから出ようとしてるんだな、ってか出されようとしているんだな。


「奥さんっ!産まれましたっ!!」


「はー、はー。う、産まれたの? 良かった」


 いやいやいや、俺は全然良くないんだけど、状況が理解出来ないんだけど。


「良かったですね、奥さん……でも何でなんだろう。赤ちゃんの意識はあるんだけだ目を開かないし泣かないのよね」


 んんっ? いつの間にか俺って知らないはずの言葉を理解してるだが? 何故だ、あの神様の仕業か。まぁ都合がいいから許そう。そろそろ眩しさにも馴れたし目を開けるか。


「うっ」


 眩しいなっ、あの光どけようか。ちょっと無詠唱魔法で風を作って__。


「なんだ? 誰がライトの向き変えた?」


 ふー、これで眩しくないな。それにしてもここは何処だ? まったく周りが見えん、視力が落ちたのか。


「あ、目も開いたし声も出ましたね。よかった。問題無いみたいです」


「そうか、ならいい。問題無いそうですよ奥さん」


「良かった、本当に良かった。顔を息子の顔を見して下さい」


「ちょっとまって下さいね、へその緒を切りますから」


 うわっ! 何で俺のへそとこの女の人のへそが繋がってるだ!?


「気を付けて下さいね、こう頭と首を支える様に抱っこして下さいね」


 うおっ! くすぐった! や、やめて首を触るな!


「んぎゃぁっ!」


 ………ん? なんだ今の声。もしかして俺の声か?猫みたいだったぞ? もっかい喋ってみるか。


「んだぁー?」(なんだー?)


 あれっ? おかしいぞ?……え、何。俺って、赤ちゃんからやり直さないといけないの? 転生ってそんな面倒くさいことのっ!? 落ち着け、俺は元魔王だそ。こんな事で取り乱してはいけないな。幸い魔力は魔王の頃とはかわってないが。さっき魔法発動出来たし、問題は無いな。まぁおおありだけど。


「可愛いわね、普通はもっと猿みたいな顔をしてるのに。うふふ」


「んぇ!?」(え!?)


 ぼんやりとしか見えないけど、この人俺の母親か? にしても若いし凄い美人だな。……あれ? なんだか凄く眠いな。何だこの安心感は_________。






















 






 


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ