1-2
設定がおざなりですががんばっていきます。今回もすくない・・・・。
「知らない天井・・・・。って、こんなことしてる場合じゃねぇな。どうなってんだ?」
実際、見知らぬ天井で、大きな部屋にいる。足元には魔法陣のようなものが描かれていて、周りにはクラスメイト達と美紗先生もいる。
「ここどこ~!?どうなってんの?」
「私達さっきまで教室にいたよね?」
「なんだ?テレビのドッキリかなんかなのか??」
「皆さん、落ち着いてくださ~い。はぁい、深呼吸!スー、ハー、スー、ハー。」
クラスメイト達はやはり動揺している。それを美紗先生は宥めている、ご苦労な事だ。いや、男子はそうでもないか?まぁ、俺には関係ないな、あっ、泰人も詩音も無事みたいだ。よかったわ、無事で。いなかったら、俺どうしようかと思った。
「皆様、ようこそおいでくださいました。」
聞きなれない、しゃがれた声が聞こえた。聞こえた方を見てみると、ローブを纏った老人がいる。なに?この展開・・・・
「あなたは?」
美紗先生は、落ち着いて老人に対応していた。
「これは申し遅れた。私は、アルファーズ王国の宮廷魔術師の、アルガス=ファインツァルと申します。あなた方に現状の説明を国王から承りまして、参りました。」
「そうですか。私は大堂美紗と言います。いや、ミサ オオドウと言います。では、現状についてお話願えますか?」
「はい。では、ここはあなた方がいた世界ではありません。『アスティルガルド』という世界です。この世界の危機を救ってもらうべく、召喚させていただきました。現在、この国は、いや、全世界は魔物及び魔族の侵略を受けています。世界には、迷宮あるいはダンジョンと呼んでいる場所が存在しています。この迷宮は、魔族が作ったと言われ、その付近と内部には魔物が蔓延っています。しかも迷宮を放置していると、魔素が周りを汚染し更にその範囲を広げっていってるのです。このままでは、人族が滅んでしまう。ですので、私達に力を貸してはいただけますか?」
説明長いな、校長の話に引け劣らんぞ。ほかの奴らもぽかんとしてるぞ。
「力を貸して欲しいと言われましても、わたし達にはそんな力は・・・・」
そう、美紗先生の言う通りなのだ。俺たちには、特別な力なんてない。ってか、ちょっとまてよ?魔族とか魔素とかもしかしたらこの世界は魔法とかあんのか?なかったら、召喚も出来ないだろうし、こうやって異世界人と話せはしないだろう。そう思考を巡らせていると
「その疑問はごもっともでしょう。ですが、ご安心ください。こちらに召喚する際に、各々の潜在能力や才能に見合った凄まじい能力が備わっています。皆さんこちらのカードをお受け取りください。」
後ろに控えていた、兵士たちがカードを配っている。スマホぐらいの大きさだな、なんか手にフィットする。
「それはステータスプレートと言い、自身のステータスを確認できます。余談ですが、この世界でかなり普及しており、かなり便利な代物なのでご活用してください。後ほど細かい説明を致します。では、『ステータス』と念じてください。そうすれば、ステータスがカード上に表示されます。」
・・・・だそうだ。美紗先生は、未だに呆然としている女子生徒たちに指示をだしている。男子はなんか、面白がっている。っと、周りなんて観察してないで、『ステータス』っと。おっ、出た出た。
桐生 紅
Lv.1
職業 unknown
種族 人族
称号 unknown 異世界人
HP 54/54
MP 60/60
PP 64/64
ATK 60
DEF 60
STR 60
INT 60
RES 60
DEX 60
AGI 60
LUK 計測不可
〈スキル一覧〉
・unknown(条件クリアで開放)
・unknown(条件クリアで開放)
・unknown(条件クリアで開放)
〈ユニークスキル一覧〉
・鑑定 Lv.MAX
相手のステータス、商品や物を調べることが可能。Lvが高いほど隠蔽を看破することが出来る。(Lv.MAX時、隠蔽全てを看破できる。)
・隠蔽 Lv.MAX
鑑定のスキルやステータスプレートのステータス情報を隠し偽の情報に書き変えることが可能。Lvが高いほど看破されない。(Lv.MAX時、相手の鑑定Lv.MAXには看破される。任意の相手には発動しない。)
・unknown
・・・・とまぁ、こんな感じなんだが、いまいち基準が分からん。高いのだろうか?てか、unknown多すぎだろ!?なんだよ条件って?まぁいい。《鑑定》と《隠蔽》がLv.MAXだし、なんか嬉しい。
「よっしゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!俺のステータス高ぇ!!」
と男子が叫んでいる。あいつは確か、野球部の渡辺弘樹だ。泰人程ではないが、それなりに顔が整っており高身長だ。しかし、あいつは自己中な部分があり、しかも人を見下す癖がある、嫌なやつだ。どれ、試しに《鑑定》をつかってみようかな?以外に簡単だわ。どれどれ・・・・。
渡辺弘樹
Lv.1
職業 狂戦士
種族 人族
称号 異世界人
HP 205/205
MP 190/190
PP 200/200
ATK 170
DEF 165
STR 169
INT 67
RES 200
DEX 150
AGI 170
LUK 100
〈スキル一覧〉
・火魔法Lv.1
(火を操る魔法。使用できる魔法/ファイヤーボール)
・水魔法Lv.1
(水を操る魔法。使用できる魔法/アクアバレッド)
・風魔法Lv.1
(風を操る魔法。使用できる魔法/ウィンドカッター)
・土魔法Lv.1
(土を操る魔法。使用できる魔法/ストーンバレッド)
・光魔法Lv.1
(光を操る魔法。使用できる魔法/ライトニング)
・闇魔法Lv.1
(闇を操る魔法。使用できる魔法/ダークバインド)
・両手剣の心得Lv.5
(両手剣を使用するためには必須スキル。Lv.に応じて両手剣剣技が増える)
・魔法剣
属性(取得している属性のみ)を刀身に纏わせることができる。消費MP15
〈ユニークスキル一覧〉
・鑑定 Lv.1
・限界突破Lv.1
使用時、現在のステータスの3倍にする。使用時間5分使用回数1回(スキルLvが上がればLvに応じて使用時間使用回数が増える。)
あ、あれ?かなり高い・・・・。やっぱり俺低いのか~。べ、別にそんなに期待なんかしてなかったし!!ぐすん。ってことは、まさかねぇ??
さぁ、主人公のステータスが明らかに!まだまだ、紅は無双しません。さぁ、主人公は、これからどうなるのか?こうご期待!