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GODS  作者: とろろ
7/7

D.C.

彼女は何度も繰り返した。


きっとこれからも繰り返す。









「ね、もう双子は16歳になったね。」


少女はツインテールを揺らしながら、言う。


「…。」


答えは返ってこない。


空白の部屋にいる4人の少年少女。


1人は憂いを帯びた瞳を持ち、


1人は可愛らしい様相で、


1人は表情を伺うことはできず、


1人は得体のしれない「もの」。


「…さあ、君の計画なら今回はこの時期からが勝負…なんでしょう?」


表情の伺えない少年は少女に問う。


「…。」


「ジジジジジジジジジジジジジ……ピピー……」


得体のしれぬものは、何かを伝えるかのように喚く。


「…わかりました。始めましょう。」


憂いを帯びた瞳の少女は、3人からの催促に頷いた。


「じゃーミカエル!最初はあたしね!!このガブちゃんにまかせてよねっ!!じゃーもう行ってきまーす!!」


その言葉にいち早く反応したのは、ツインテールがかわいらしい少女。


あわただしく空白の部屋から飛び出す少女を3人はただ見守る。


「…これで、最後になるといいのですけれど。」


彼らの名前は、「ミカエル」「ガブリエル」「ウリエル」「ラファエル」。


運命を終焉に導く者。


祈りを抱き、ただただ繰り返す。





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