表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
孤独なヒーロー達  作者: 林 秀明
8/153

第八話 依頼完了

家の外へ出ると奥様とヒロミちゃんは救急車で運ばれようとしていた。

奥様は自分の足で歩けるが、娘のヒロミちゃんは未だ昏睡状態で安否が心配である。

奥様は翔太を見つけ、歩み寄ってきた。

「この度は誠にありがとうございました」

奥様は疲れ切った表情をしながらそう言った。

「こちらこそ、無事で何よりです。ヒロミちゃんは大丈夫ですか?」

「いえ…まだ何とも言えませんが。でもきっと大丈夫だと思います」

「そうですか…また元気になったら会いに行きます」

翔太はそう言い、別れを告げようとした。「では、それじゃあ…」

「待ってください。ぜひお名前と連絡先を教えてください。今は無理ですが娘が元気になったらぜひお礼をさせてください」

翔太は丁重に断ったが、奥様の誘いに断れず、またお会いする時にと約束した。

「では、これを…」

翔太はヒーロー名刺を手渡した。ヒーローランクはGランクと書かれている。

「ヒーローさんなんですね? やっぱりすごい!!」

奥様は驚いた表情をした。

「いや、たいした事ないですよ。僕は腰抜けですし…またご連絡お待ちしております」

翔太はそう言い、現場から離れることにした。


その様子を陰から見守る者がいた。

「フフフ…まさかあいつもヒーローなのか…」


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ