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孤独なヒーロー達  作者: 林 秀明
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第六十八話 バーナーの逃亡①

その後部屋で何があったか分からない。が、バーナーが部屋から凄い形相で出てきた。

「た、助けて~、殺される~」

勢いよく扉を開け、そのまま店の外へと走って行った。

「ウルフ行くわよ!!」ぽかんとしているウルフを尻目にアイは猛ダッシュで続けざまに店の外へと出た。

チャイナドレス風の服はいつの間にか走りやすいように短くなっていた。


「バーナーが逃げました!!全員任務を開始して下さい!!」ウルフの無線を聞き付け、キンジョーは全員に指示した。

「こっちへ来たよ!!」ショーはずぶ濡れの雨の中を疾走とこちらへ走ってくる青年を見つけた。道の真ん中へ立ち、とおせんぼうをした。

「畜生!!罠を張ったな!!」バーナーは苛立ちを見せ、真っすぐ走るのを止め急展開し、右へと曲がっていった。

「待て!!」ショーはすぐ様バーナーの後を追った。

「マゴ!!そっち行ったよ!!」

「合点!!」マゴは物陰に隠れ、バーナーが横に通りかかると同時に飛びかかった。しかし寸前の所でバーナーに避けられてしまった。

「うっ!!」マゴは路上へと突き飛ばされてしまい、道に倒れてしまった。

「大丈夫?」後から追いかけてきたショーが身体を起こした。

「大丈夫だ……しかしあいつ早いな」

「おい、二人ともしっかりせえや。バーナーは現役の陸上選手やさかい真っすぐぶち当たってもすぐに避けられるで。罠を仕掛け、そこにおびき寄せんとあかんわ」

無線で本間が激を入れた。本間は先回りしてバーナーを追い詰めようとしているらしい。

「ショー君!!アイが発信器を彼の服に付けてくれました。例の作戦お願いします」

「わかりました。でも……」

「俺の事はいいから、バーナーを追い詰めろ。ここで逃げられたら全てが無駄になる。あとで追いつくから」

「わかった。必ず追いついてね」ショーはバーナーの方へ走り去ろうとした。

「ショー!!」

「ん!?」

「例の作戦頼むな」

「わかってるよ。WCで奴を……必ず追い詰める!!」ショーは公衆トイレへ急行した。

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