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第7話 ~さゆりの決意~
2日目のゲームが終わる時刻になった。
急に眩しい光があたしたちを覆った。
気が付くとあたしたちは、昨日いたホテルみたいな部屋にいた。
あたしはなぜか、龍のことと、11年前のあの日について考えていた。
今でもあの日のことは、かなり鮮明に覚えている。
まるで、昨日起こったかのように。
あの日以来、あたしは変わってしまった。
自分でも自覚はある。
あの日以来あたしは、自分の命を捨て、人を守ってきた。
自己犠牲だと思われるかもしれないけど、あたしは自己犠牲だなんて思っていない。
もう二度と、あの日みたいな悲劇が繰り返し、起こらないように。
もう二度と、大切な人が目の前で死なないように。
そして、11年前のあの誓いを守るために。
あたしは戦う。