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ログイン・TS・最強の始まりだァ? 有り得ねえェ!

(笑)

なんか、ログインしたら一面真緑の空間に連れて来られた。なぜテンプレで真っ白じゃねえのかは、わかんねえが。


一一それではキャラクターメイキングを始めます。まず最初に体つきをスキャンして、性別を決めます。


機械的な、女性の声が響く。


ピピッ ピピッ ピピッ


一一あなたの性別は女に決定しました。


オレの性別を決め、絶望へと導く声が聞こえた。


「・・・え?ナンダッテ?」


そんな困惑の声をスルーして、女性の声は続ける。


一一微調整をしてください。余りに違う体型、顔つきにするのは現実世界での生活に支障が出ますので、制限されています。ご了承下さい。


「スルースキル高えなオイ・・・」


まあ機械だから決められたプログラムに沿ってしか話せないんだろうが。


そこまで思考を巡らせた時、自分のアバターになるであろう物凄い美少女と、その横に調整用のスクリーンが出現する。


上から特徴を述べていくと、真っ白、というか銀色?の背中まで伸びたさらさらの髪。

クリっとした丸い目。それはウサギの様に赤い。

長いまつ毛に、すらっと通った鼻。ぷっくりとして柔らかそうな桃色の唇。

そして小顔である。


身長は今のオレと同じ位で170センチ、出るとこは出てるナイスバディだ。2つの丘はメロンの様に大きくて脚が長い。


カワイイね!眼福眼福!


これがオレのアバターか・・・。


なんか調整する所が無い気がするが、何も調整しないというのは面白くないな。


とりあえず、身長の大きいのを直して、160センチ位にしておく。

そして丸い目を少し釣り目気味しておく。


うん。もっと良くなったぞ。


これでいいや。

オレはOKボタンをタッチした。


そこまでしてから気付く。


あ、必死になって美少女作ってたけど、これがオレになるんだった。


「何してんだオレェェェェェェェェ!」


キャラクター調整画面だったらまだログアウトしてキャラ作りなおす事だって出来たのに、もうエヴァオンの世界に入るまでログアウト出来ねえじゃん。


最悪だよネカマってさ・・・


女言葉なんぞ知らねぇぜ!?


まあ、オレが異常なだけで、スキャニングエラーは普通起きないんだろう。

だったらオレの知り合い以外は、オレがネカマだなんて思ってもいないはずだ。


ならいいか?そこまで考えて結論を出す。


じゃあいいか、と。


一一次に、スキルを譲渡致します。目の前のOKボタンをタッチして下さい。


っていうかタイミングが良いな。オレの心読めんのかよ(笑)。


とりあえずOKボタンをタッチした。


すると、赤のプレゼントの包装袋が出現した。


そして、次に銀色にかわり、その次に金色、黒、虹色、透明、青、白、緑、金、銀とカラフルに変わって行く。


そこまで変わって、また再び赤に戻った。


何だったんだ?


一一スキル抽選が終わりました、次に種族のランダム選択です。OKボタンをタッチして下さい。


これもランダムなのか。

適当だな(笑)


OKボタンをポチっと。


おお?今度は金色のプレゼント包装袋だった。


色に規則制はあるのか? 金色ってレアそうな感じがするんだが。

ほらパズ○ラだってそうじゃん?


一一最後に名前を決めて下さい。


うーん・・・。ここはスタンダードに“SAKI”にしておく。余り男っぽい名前にしたくないし。

OKボタンをタッチと。

すると、眩い程の光がオレの目を襲った。

グッ!?目が、目がァァァァー!


だんだんと光が薄れていくと、オレの目が正常に見えるようになっていく。その時、オレは夜神咲では無く、“SAKI”の体となっていた。

いつの間に?と思うが、それよりもこんな美少女をオレが操っていいのか?

感じなくても良い罪悪感を、つい感じてしまうな。

そうしていると、恐らく最後になるだろうアナウンスが流れた。


一一お疲れ様でした。では、改めまして。


一呼吸おいて、女性声のアナウンスは続ける。

やべえ、なんかドキドキしてきた。


一一加速してゆく進化の世界、evolution.accelerate.onlineへようこそ!

そして、世界は明るくなっていって一一一一一一

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