第一話:「里親」という名の解体発注
#孤児たちの晩餐 #イヤミス #サイコホラー #なろう #閲覧注意 #精神崩壊 #アンチ異世界 #雪の解剖室 #ヤンデレ
POV: 犬神 江戸(医師・28歳)
「引き取り手(里親)が見つかったという嘘ほど、このガキどもを綺麗に大人しくさせる麻酔はない」
1998年、1月。窓の外では北海道の猛吹雪が、すべてを圧殺するように吹き荒れている。
解剖台の上には、「東京の裕福な家庭に養子として引き取られる」と信じ込まされていた10歳の孤児の少年が、全裸で拘束されていた。少年の瞳は恐怖と、まだ捨てきれない一片の希望で激しく揺れている。
なろうの読者諸君。特に、今オフィスで上司の目を盗んでPCの大画面を覗き込んでいる『会社員』の大人たちや、手元のSPの画面を指で汚している渋谷・新宿の『中高生』のガキども。お前たちの読んでいる甘ったるい異世界ファンタジーでは、奴隷や孤児を救い出してハーレムを作るのがテンプレなんだろう?
笑わせるな。現実の孤児院なんてものは、臓器売買の『家畜育成所』に過ぎない。どんなに強力なチートスキルを妄想しようが、お前たちのその生身の肉体も、俺の包丁の一引きで簡単にただの『肉の塊』に変わるんだよ。
「江戸さん、この子の骨密度は最高よ。新しい活字(文字)を削り出すのに、これ以上ない素材だわ」
俺の背後から、26歳の妻・犬神朱里が歩み寄り、新婚の妻のように優しく俺の腰に抱きついた。彼女の手は、先ほど男の首を絞めた時の生温かい脂で濡れており、俺の白衣にねっとりとした赤いシミを作っていく。
「ああ、朱里。お前が欲しがっていた、あの美しい骨のコレクションを今すぐ切り出してやろう」俺は朱里の細い顎を掴み、少年の絶叫が響き渡る凍える解剖室の中で、濃厚な血の味を貪るように激しく唇を重ねた。俺たちの純愛は、この死臭に満ちた白い地獄の中でしか呼吸できない。
俺は骨切り鋸を掴み、少年の胸骨に容赦なく刃を当てた。
ギチギチギチ……ミシッ、ボキィッ!
骨が削れ、肉が引き裂かれる生々しい粘着音が、作業場の静寂を切り裂く。少年は声を出す気力すら奪われ、ただ肺から「ヒュウ、ヒュウ」と泡混じりの空気を漏らしている。俺は少年の肋骨を一本ずつ、愛おしい『素材』として、慎重に、そして美しく剥ぎ取っていった。
「素晴らしいわ、お兄様! 骨を削るたびに、まだ温かい骨髄が私の指に絡みついて……最高の気分」
朱里は、まだ血の滴る少年の骨を愛おしそうに頬にすり寄せ、恍惚とした表情で悲鳴のような喘ぎ声を上げた。
「見て、画面の前の大人たち、そして SPを握るガキども。お前たちが脳みそを停止させて読んでいるライトノベルの文字は、こんなにも骨肉の重みがあるかい? お前たちのその役に立たない知性も、俺の鋸で粉々にすり潰して、犬神家のスープの出汁(骨)にしてやろうか」
俺は朱里の細い肩を抱き寄せ、彼女の血まみれの頬に唇を寄せた。
床に転がった少年の、中身が丸見えになった胸腔から、まだ残った心臓がピクピクと動いているのを見つめながら、俺たちは次の『晩餐』の準備を進めることにした。
生きたまま胸を鋸で挽き割られ、骨髄を削り取られる『音』と『痛み』、お前たちのその立派なハードウェア(脳)でも正確に再生されたかい?
PCの大画面を眺めている会社員の大人も、SPにしがみついている都会のガキどもも、お前たちのその無表情な顔面はすでに江戸と朱里の『次の標本』として予約されているんだよ。キーボードや液晶を叩くその指先から、端末の熱を通じて作業場の血臭が部屋の中に拡散している。
さあ、安全な異世界のハッピーエンドへ逃げ帰りなよ。まあ、お前たちのその薄っぺらな知性は、もう犬神家の明日のスープの『出汁の骨』として処理されているけどね。クソ食らえ、液晶の裏側で胃液を戻しかけている読者諸君。




