第三の錠前解明獣【再生獣アーキテクト・リボーン】
ミコネの前に何度も現れた、秋野テクト。
蒼龍館の事件で毒を飲んで死んだ彼女は――
死後の世界から蘇り、ナイフで襲いかかってきた!
「(あの姿は、テクト先輩そのものだった。でも……!)」
その正体は、今思えば明らかである。
死後の世界、幽霊、それらが無いと仮定したならば――
ミコネは、島に降りたときのことを思い出す。
☆☆☆
ビストの容姿は若々しく、
とても高校生の娘がいたとは思えない。
何より、柔らかな女性らしい輪郭も、
青いグラデーションのかかった髪色も――
あの、秋野テクトと瓜二つだったのだ。
☆☆☆
「秋野ビストさんッ!
あなたは娘の制服を着て、眼鏡をかけることで、
テクト先輩が復活したように演出したんですッ!
子持ちのお母さんとは思えない若々しい姿。
漫画かアニメかライトノベルでしか許されない、欲望に忠実な設定かもですけど――通してしまった以上は、怪異撃滅に使わせてもらいますッ!
母親が女子高生の制服を着るという、
心理的ハードルを越えれば――変装は可能ッ!」
「ううっ……そ、そのような、真似は……」
「してない、と言えますかッ!?」
「言えない……と、言っておきますううう!」
瞬殺である。
というか、半分くらいは気づいてた。
「(ビストさん、ちょっと綺麗すぎたもん……!)」
さァて、気を取り直して。
次なる怪異の名は――
【クロノ・アル】!




