第7話 絆部
僕が早川先生の質問に答えていると早川先生は、あることをひらめいたのか、こう言ってきた。
「そうだ!他にも白鳥くんと似たような感じで最近、保健室登校してる女の子が二人いるからその子たちと一緒に参加してメンバー同士の絆を深めあうことを最大の目的とする絆部と言う名称で部活はどうかな? 」
「絆部っていう名称は良いと思いますが、他の女の子と話すの苦手ですし、いじめられないかが心配です」
「それなら大丈夫!教師キャリア10年の私が二人の女の子は、よく知ってるから任せて」
「なぜ、詳しいんですか? 」
すると早川先生は、少し自慢気に言う。
「ふっふっふー。実は2人とも私のクラスの生徒なんだ!だから休み時間とかに話にいったりしてるの」
「そうなんですか!それなら少し安心できそうですね」
「で、絆部の顧問は私がすると。そしたら白鳥くんは、不登校からは脱出出来ると思うのよ。どうかな? もちろん無理のない程度で良いんだよ」
「早川先生が顧問をしてくれるなら続くか分かりませんが参加してみたいです」
すると早川先生の気合いがいきなり入ったのかメモ用紙を出して素早くメモを書いていく。
「ただ急ぐのも良くないから気分が優れないと思ったら欠席で良いからね。 逆戻りしたら意味が無くなってしまうからね。それじゃ明日は2人の女の子に絆部について話をしたり、校長先生に報告したりしないといけないから部活開始は明後日からになるけど…」
「分かりました! それではよろしくお願いいたします」
こうして僕は、不登校脱出を目指して絆部に参加することになりその翌日、早川先生は、二人の女の子に話をしてから校長先生にもこの事を話すと校長先生は、嬉しそうな表情をしながら早川先生に言った。
「まさか3日程度で、ここまで来るとはさすが、キャリア10年の実績が生きてきてますね。 分かった!絆部の設立を許可しよう」
「ありがとうございます! 」
「この調子で、ミッションクリア頼んだぞ」
「分かりました!頑張ります」