第2話 ミッション
「私はとんでもない事をしてしまったんだ。この学校の方針もそうなんだけど、私、個人的に教師になった一番きっかけは不登校生徒を撲滅させることが目標だったはずなのに…
あの時にちゃんと本人に直接聞いていたら良かった」
早川先生は、下を向いて深く落ち込んでいると校長先生が一つの課題を発令させようとしていた。
「早川先生は、個人的にこれからどうしたい? 」
すると早川先生は、椅子から立ち上がって勢い良くこう言った。
「私は、このままでは終わらせたくありません。
自分がやってしまった事に対する自責(自分の責任の略語)を取りたいと強く思っていますので、白鳥くんをこの学校に来れるようにしてあげたいですし、学校は楽しい場所だという事を証明してあげたいと思っております」
その話を聞いた校長先生は本人の意思の確認が取れたところで課題を発令させる。
「分かった。それなら早速自責を取れるかもしれないチャンスを与えてあげよう」
「校長先生、本当ですか?」
「ああ、本当だ。 但し条件がある。
現在、早川先生は1年の担任を受け持っていますが、幸い部活の担当はしていないため放課後は時間が余るため、その時間などを使って白鳥くんが卒業する時期までに学校にある程度来れるようになったらミッションクリアと言うことで、報酬として教師免許をシルバーから日本で約1%の教師しか持つことが許されないゴールドに出来る手続きをしてあげよう」
「校長先生、ありがとうございます! 」
「但し、ミッションに失敗した場合は教師は続けても良いと引き換えに教師免許をルーキーに格下げさせてもらう。
つまりルーキー免許になれば、法律により副担任までしか受け持つことが出来なくなるから年齢的にも金銭的にも厳しくなるだろう。
難易度は鬼クラスかもしれないが、さぁ、どうする? 」
「その条件で構いません!私は、不登校生徒を撲滅させる為に教師に就任しているので、大きな壁を突破して見せます」
こうして早川先生の教師人生をかけた戦いの幕を開けていく。
※撲滅…完全になくすと言うこと