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第10話 アンケート

 それからみんなでお昼ご飯を食べてると右にいるふうちゃんが僕の背中を軽く叩いてきた。


「ふうちゃんどうしたの? 」


「私、ひじき苦手だからまーくんのウインナーと交換してくれないでしょうか? 」


「うん、良いですけど…このウインナー大きいから食べにくいかもしれないけど大丈夫ですか? 」


「うん、大丈夫ですよ」


 突然発生したおかずの交換は成立した。


「ありがとうございます! 」


 すると早川先生がふうちゃんに話しかける。


「三上さんが、こんなに女の子っぽくなってる姿は初めてみた気がするよ」


「先生、そんなことないですよ。ただ、久々に楽しいと思えている事は確かにあると思いますね」


「それは良いことだと思いますよ。特に女の子は、女の子っぽくいられる環境は、あるのにこしたことはないですからね。それにしても白鳥くんは、初日から二人の女の子から好かれてる感じだね」


「そんなことないですよ!ただ自分が思っていた不安とかは今のところは無くて二人とも良い女の子であり良いメンバーだなと思っています」


「それなら良かった。絆部っていう名前でみんなが上手くいかなかったらどうしようって思っていたからね」


 すると早川先生は、明るい表情のまま、4枚のプリントを机の上に並べ始めていく。


「もうすぐしたら6月になります。まぁ、今から話すことについて時期はあまり関係ないのですが、何かこの絆部でしてみたい事やメンバー同士の絆を深めるための交流イベントみたいなものがほしいとか、なんでも構いません。せっかくなので、絆部第1回アンケートをしたいと思います。もちろん書いたからと言って必ず実現するとは限りません。ですが皆さんの意見を参考に今後の絆部の活動内容をまとめていけたらと思いますので、皆さんよろしくお願いいたします」


 こうして僕たちは、お昼ご飯の後に各自でアンケートの答案に記入をしていった。


 それから放課後にアンケートの答案を各自早川先生に渡した。


「皆さん書いてくださってありがとうございました。ちょっと代表で白鳥くんの内容を一部読んでみたいと思います」


 僕は、この時なんで僕なの?と思った。

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