ない
とくに!!ない!
「どこ?ここは」飼い主の言葉のおかげでカタコトながら喋ることはできる。そこは未だかつて見たことの無いとてもとても美しく、楽しそうな世界だった。
時は遡り3年前
その頃の僕は何故かダンボールに入っていた。雨の中なんでその中に入っていたのかは僕は理解が出来ない。目の前には白何かを背負っている女の子達が僕を見つめて何かを話している。『なんだろう?』僕はそんなことを考えながら見つめ返している。すると奥から男の人がやってきて僕を持ち上げ、頭を撫で出した。
僕は『離せ!』と思ったが力が全く出ない。
僕は何かで体を包まれ、そのままどこかへ連れて行かれた。
数日後
僕は飼い主のお家でのんびりと過ごしていた。
あっ、その間の出来事は話したくないかなw。
そしてもうひとつ僕はなんと飼い主に〈にゃいつ〉
と名付けてもらった!
とても嬉しくて〈にゃいつ〉と呼ばれたらすぐに返事をするようになって行った。
飼い主はとても優しくて、毎日毎日僕の好きなおもちゃで遊んでくれる!そして僕のお友達もできたんだ!
飼い主が僕を何かにいれしばらくするとそこには僕と言葉が通じる子が居たんだ。僕はこれまでの出来事をぜーんぶその子と話した。その子はとても真剣に聞いてくれて嬉しかった。お話も面白くて最高だったよ!
僕は週に一回はその子と遊ぶことになっているらしい。その日をとても楽しみに僕は毎日過ごしていた。
そんな楽しい日々が数年続いた。
ある日
毎週の様にその子と遊んでいた。
すると突然体中が痛くなり、僕は倒れ込んだ。
その子は僕のことを舐めてくれている。
とても痛い。とても急だった。意識が遠のく。
僕は死を理解していなかった。
僕は飼い主と、一緒に。居たいと願う。
気づけばとても高い場所にいた。
なき!!