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試食販売のアルバイトをしていたら溺愛されました。~勘違いとクッキーから始まる恋~  作者: 待鳥園子


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落下

「ナッシュのこともあるからな、婚約解消しても家の関係は円満ですって思わせなきゃいけないし、俺は気にしてないよ」

しかし、言葉とは裏腹にリード様はなんとも言えない表情だ。

今日は式当日で、私達は会場入りしたところ。シュー様とリード様の3人で、入口の長い階段を登り終えたところだ。2人とも騎士の正装が格好良すぎて鼻血出そう。



「…リード」

鈴の鳴るような声が聞こえた。

「…イライザ、久しぶりだな」

例のお姫様!私は目を見開いた。いきなり向こうから接触してくるなんて予想外だ。

「会いたかった」

可憐な容姿のイライザ様はリード様しか見ていない。


これまずいよね?なんと言っても相手は既婚者で番のいる人だ。リード様はどう答えるんだろう。

私は背中にすうっと嫌な予感が走った。


「もう、何も言わないでくれ。迷惑だ」

リード様は冷たく言った。綺麗な顔が強張っている。

イライザ様はふるふると唇を震わせるとこちらを見た。

そしていきなり私を突き飛ばした。



え?



どこかでだいすきなこえがきこえたきがした。

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