表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
試食販売のアルバイトをしていたら溺愛されました。~勘違いとクッキーから始まる恋~  作者: 待鳥園子


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
27/55

山賊

微妙な雰囲気の中夕食を終え湯も使い、夜着に着替えてロニーと部屋でまったり話していた時、突然階下からがやがやとした声が聞こえてきた。

「なにかしら?」

「なんか騒がしいね」

ベッドに入り、寝る準備万端のロニーも首を捻った。


コンコン、とノックする音が聞こえた。

「リィナ、ロニー、僕だよ。開けてもらっても良いかい?」

シュー様だ。私は飛びつくようにして鍵を開け扉を開けた。こんな時間なのにマントを羽織り、帯剣もしている。物々しい格好だ。

「どうしたんですか?」

「…エリゼの乗っていた馬車が近くの山賊に襲われたらしい。今から救出に行ってくる」


ロニーも飛び起きて近くに来た。

「そんな…貴族の紋章入りの馬車を襲う連中が居るなんて」

顔が青ざめている。ロニーには直接原因がある訳でないにせよ、自分の言葉であの場を飛び出したエリゼさんが心配なのだろう。


「この辺りでは有名な山賊のようだ。根城も既にわかっているし問題ないよ。ただ彼女が拐われているから時間を争うんだ。騎士団の到着を待っていられない。僕たち3人は救出に行ってくるけど、2人は鍵をかけて帰るまで待っていてくれ」

「私も…」

「ダメだ。ここに居て待つんだ。良いね、リィナ。ロニー、リィナを頼んだよ」

そう言って私が扉に鍵をかけるのを確認するとシュー様は去っていった。


「姉ちゃん…大丈夫?」

「大丈夫じゃない…けど、私には何も出来ない」

フラフラとベッドに戻り腰をおろす。さっきはつい私も行きたいって言いそうになったけど、行ったって役立たずなだけだ。


眠れなくて灯りをつけたまままんじりとせずに待つ。もう真夜中の時間だ。ロニーも隣に座り青ざめたまま枕を抱きしめている。

窓の外から馬の鳴き声が聞こえた。

「…シュー様達かも!」

窓の下を覗いた私は絶句した。


山賊だ。かなりの人数が居る。松明を持ち、ギラギラとした目で村を見渡している。


「姉ちゃん、見つかったら面倒だ。伏せて」

ロニーは慌てて灯りを消して私の腕を引っ張った。


「多分、エリゼさんの救出に男手を取られたのを分かって掠奪に来たんだ。…頭良いよ。早く隠れよう」

私は呆然としたままロニーの指示に従った。


どうしよう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
:::୨୧::::::::::୨୧:::::::::::新発売::::::::::୨୧::::::::::୨୧::::

i945962

:::୨୧::::::::::୨୧:::::::::::コミカライズ連載中::::::::::୨୧::::::::::୨୧::::

i945962

i945962

i945962

i945962
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ