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新世界の神に俺はなる!  作者: レイモンド
第四部
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爆誕!ステ極振り魔法少女いっきまーすミ☆ その20

 


 ルファラに来て七日が経った。

 緊急イベントを知らせるインフォメーションジェムも出てこなくて、特に急ぎの用件の無い状況が続く。


 荒れ放題になってる南東の農地の草刈りのお手伝いがメインの仕事。

 この町、トルキネの人達もあの一件以降とても良くしてくれるし、お宿もタダで止まらせてもらってるし、この辺はボランティアでやってます。

 うーん、これじゃあレベル上がらない。でも体力ステがちょっと上がった! 1だけど。レベルアップに関係なしに成長してくれたのは地味にうれしい!

 でも七日で1。レベルは据え置き。超効率悪い。


 やっぱりレベルを上げるためにはモンスターを狩らないとダメかぁ。

 モンスターはここから北の方に行けばちょこちょこいるらしいけど、そこに出かけるための手段が今は徒歩のみ。移動で命取りとか意味の分からない事になりかねず、断念。

 近場に狩場は無いのかっ! 安全対策課のアルドさんも町長さんも言ってたけど、この辺はもともとモンスターも少なくて穏やかな土地だそうだ。

 しかもついこの前までキメラタイガーがいたから、獲物を取り合いそうな下級モンスターはすっかり寄り付かなくなっていたらしい。狩ろうにも狩る相手がいない。

 超危険地域だったけど、ある意味平和が保たれていた。何か変なの。


 でもそのキメラタイガーがいなくなった事に気付いたのか、少しずつ本来この辺に生息していたモンスターが戻ってきている様子がみられるらしい。


 よーし、今度は治安維持に貢献するぞ!

 安全対策課の人達と一緒に馬車に乗って周囲を巡回。

 発見するモンスターを順次撃破! 

 たまに獲れるモンスターの中には角や毛皮が商品になる様なのもいるみたいで、そう言うのを倒したら町へ運ぶために馬車に積む。

 それ以外は追い払うだけでいいって事だけど、あたしの魔法だとどれも撃破になっちゃう。


 巡回警護に参加するようになってまた七日。レベルが2上がった!

 この間の食費も宿代も全額役場が持ってくれた。レベルも上げられてお金の心配もしなくて良いなんてすごい高待遇!

 さすがに二週間も一番上等な部屋を使わせてもらうのも心苦しく、部屋のグレードを下げてもらってる。

 にしても朝から晩までモンスターを発見しては倒してを繰り返してきたけど、この辺りのモンスターからもらえる経験値じゃあこれが限界かぁ。もっと強いモンスターの居る所に行かないとダメだなぁ。


 そろそろ旅に出なくてはと思ってた頃、町長が言ってたもう一つの報酬が完成したって報告が来た。


 革の加工ってもっと時間かかるんじゃないの?

 さすがは魔法技術! 薬品とかだけじゃない謎のパワーだ!

 さっそく呉服店に受け取りに行った。


 トラ柄ですごくワイルドな感じだけど、女の子用に可愛い仕上がりになってる!

 しかもふわふわさらさらで気持ちいい!


”タイガーパレオ”を手に入れた!


 早速メニューで性能を確認だ!


防御力 +470

体力  +244


【キメラタイガーの毛皮で作られたパレオ。

肌触りも良く、常に触っていたくなる。風の魔法に強い。】


 おお! 素晴らしい! そこそこ高防御なのも良いけど、何より体力ブーストがありがたい!

 現在あたしの素の体力、驚きの53。それがパレオ装備すれば一気に約六倍!


 めっちゃ助かります!


 スタート直後の町でなかなかの良品をゲットできて、幸先よいぞ!

 長い事お世話になったけれど、ここに定住する事が目的じゃないしそろそろ次なるポイントを目指して出発しよう。

 町役場にその事を伝えに行くと、たくさんお礼を言われただけじゃなく、ありがたい事に小型の幌馬車をいただける事になった。


 歩かなくても良いなんてすごく嬉しい!

 安全対策課の人達と一緒に巡回してた時に扱い方を教えてもらってて良かった!

 それに幌つきだから、一日で次の町にたどり着けなくてもここに寝泊りもできるぜ!

 水やら食料やらを買い込んで、アイテムパックに収納。一種類につき二十個まで入れられたので、残りは馬車の中。これだけあれば一人旅なら十日くらい行けるだろう。


 一応道具屋さんものぞいたけど、使えそうな装備は正直無かった。

 素のマインドが高すぎて、この町で手に入る武器じゃ全然左右されない状態。

 防具もタイガーパレオが高性能すぎて必要ない。

 スコップは持ってけだって。色んな事で使うからって言われた。他には旅用寝具や道具だけ購入。


 おかげで出費は少なくすみました。

 残りの所持金6000メルド。まだまだ全然余裕!

 今日まで長い事お世話になりました。

 名残惜しそうにしてるトルキネの町の人達に笑顔で手を振って、別れを告げる。


 さあ、次なるエリアにいざ出発!




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