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新世界の神に俺はなる!  作者: レイモンド
第一部
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転生!物理最強勇者誕生! その6

 


 王家直属近衛騎士団に配属されて二年が経った。

 俺はもうすぐ十八歳、いつの間にか転生前と同じくらいになっていた。


 見習い騎士をしていた俺が正式な騎士として認められる試験の時に試験官を務めた団長に勝利し、文句なしに近衛騎士団に入隊した。周りから天才騎士と誉れ高く呼ばれてもそれに驕らず、大小様々な任務を問題なくこなしてきた俺は、近衛騎士団団長からも百年に一人の逸材と認められ異例の出世街道を進んでいた。


 さすがに近衛騎士として王城勤めをするようになってからはギルドに行く事はできなくなった。

 ギルドでは様々な依頼をこなした。手練れのハンターでも失敗がありえるランクAの依頼もすべてノーミスでクリアしてきた。出現する魔物達に後れを取った事は一度もない。

 初めて受けたランクAの依頼で出現したアークデーモンを超えるような化け物も出た事があるが、敵じゃなかった。

 ランクSのアースドラゴンだった。

 本来なら騎士団が向かうほどの相手だが、俺は一人で戦い、そして勝った。アースドラゴンは鱗が強固で、魔法も剣も通さない化物だ。騎士のエンチャントスラッシュ以外で傷をつける事は不可能。傷をつけたとしても倒せる深手を負わせるには延々と攻撃を続けなくてはいけない。


 しかし、俺の場合は違った。


「秘剣・斬竜烈破!」


 雷を超える俺の一撃はアースドラゴンの無敵の鎧を一刀両断し、一発でその首を刎ね飛ばしたのだ。

 しかしその代償は大きく、俺の愛剣フィグムンドは大きく刃こぼれしてしまった。城下の腕利きの鍛冶師に頼んだが、ここまで刃こぼれしてしまっては新しく一振り鍛えるのとほとんど変わらないとも言われてしまった。

 フィグムンドは父から譲り受けた名剣であり相棒。これを失う事はとても耐えがたかった。

 しかしその時に鍛冶師がある話を持ち掛けてくれた事は俺をすごく喜ばせた。


 倒したアースドラゴンの牙や鱗を使ってフィグムンドをさらに鍛え直してはどうかと言うのだ!

 しかし魔法も刃も通さないアースドラゴンの一部だ。加工するには極めて時間がかかると言う事で、それでもいいかと念を押してきた。俺にその話を断る選択があるはずもなく、二つ返事で依頼した。


 そして一年後、俺の愛剣は世界に二つとない名剣となった。

 竜神剛斬剣・フィグムンド。

 これは硬く鋭いだけでなく非常に軽く、さらに実に魔法の乗りもよく騎士であれば誰もが手にしたいと止まない極上の逸品だ。

 また刀身全体は軽いのだが若干先端の方が重く作られており、速い斬撃であればあるほどその威力が増していく。最早神速とまで言われる俺の剣技の為にある剣と言っても良い。


 この名剣は近衛騎士となった俺を幾度となく助けてくれた。俺の誇りでもある。


 フィグムンドを鍛え直してくれた鍛冶師は、さらに俺専用の鎧も作ってくれた。

 フィグムンドを鍛えてさらに一年後。出来上がった鎧はこれも実に軽く、しかしどんな鎧よりも頑丈だった。矢も剣も魔法も通さない無敵の鎧だ。

 しかしこれは近衛騎士の正式な鎧とは異なるため常勤の時は装備できない。

 仕方がないので通常は俺の家で眠っている。


 近衛騎士団の任務は城内と城外の物がある。

 城外の任務は王家の誰かが外出する時の警備のほか、騎士団の要請を受けて領内に出現する魔物の討伐に参加する物がある。


 最近―ここ数か月の話だが―、領内を荒らす魔物の数が激増していると言う。それに伴って、近衛騎士団に助勢を求められる事が少しずつ増えていた。

 市民レベルでの感覚が城内の情報として上がってくるのはかなり遅いと言って良い。

 俺がギルドに行けなくなってから二年経つ。二年前の頃は、そんな噂もなかった。と言う事は一年くらい前から魔物の脅威に晒されているのだろう。


 魔物の活性化には魔王の動きが関係しているのではないかと、学者達が言っていた。


 魔王。それは魔族の頂点に位置する怪物。

 当然ランクはSSだ。


 魔物が平和に暮らす人々の命を脅かすと言うのなら、それを守るのが騎士の使命だ。

 迫ってくる暴力に立ち向かうため、俺達騎士は自分の力を磨いていった。



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