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円【まどか】は猛らのことに不満を抱きならも
猛らと共に化け物の退治を始めた。
初めは猛と息が合わなかったが
何度か、化け物の退治をしていくうちに円【まどか】は
猛と息が合うようになっていった。
だが、そんなある日……
化け物らが恐れるモノが
「あいつらめ!」
と言い、動き始めた。
そんな動きをバルキリーとゴンザレスはいち早く、気がつき、
「おい! この気配はやばくないか?……」
と怯えた。
猛はいつものようにバルキリーが化け物の気配を感じ取ったから
円【まどか】と共にその化け物を退治しようと気配を感じた
場所に向かうとそこには化け物はおらず、法衣服を身に纏った
一人の老紳士らしき男【梶原】が立っていた。
その男【梶原】を見た途端、円【まどか】は寒気に似た
嫌な気配を感じ、
「猛。気を付けてぇ!…… そいつ、 只者じゃないわ!」
と着ている巫女服の中から霊府を取り出し、身構えた。
「なに!……」
猛も法衣服を身に纏っている男【梶原】を見ると
急いで変化をし、身構えた。
猛がいつものようにバルキリーの力を借り、
半分、怪物に変わると法衣を身に纏った男【梶原】は
半分、怪物に変わった猛を見ながら、
「半妖かぁ……」
と呟くと懐から数珠を取り出し、一振りをした。
その途端、猛はまるで金縛りにあったかのように
躯が全く、動かなくなった。
「あれ? どうしたんだ?……」
猛は突然、自分の躯が動かなくて、もがいていると
バルキリーはそんな猛を見ながら
「おい、どうした? 相棒」
と声をかけた。
まるで金縛りにあったように動けない猛を見て、
円【まどか】は
「全く、使えないわね……」
と言いながらも、状況を打開しようと巫女服の懐から
強力な霊符を取り出すと法衣服のようなモノに身を包んでいる
男【梶原】に向かって、その霊符を放ったが
梶原は飛んで来る霊符とその霊符を投げた巫女服に身を包んだ
円【まどか】を見ながら
「巫女かぁ……」
と呟くと円【まどか】と同じように懐から
霊符のような呪符を取り出すと自分の方に飛んで来る霊符を
その呪符によって、すべて撃ち落した。
「つ、強い!……」
自分の放った霊符を軽々と撃ち落した梶原を見て、
円【まどか】はそう思いながら、まるで金縛りにあったかのように
固まってしまった。
半分、怪物に変化した猛に続いて、円【まどか】までが
金縛りにかかったのように動けなくなったのを見て、
ゴンザレスは
「おい。円【まどか】…… お前までどうした?」
と言うと梶原は余裕な顔をしながら
「無駄だ! 妖獣ども…… そいつらはわしの術によって、
動きを封じた。悪いが奴のためにお前らを退治するぞ!」
とそう言うと再び、懐から霊符を取り出すと
ゴンザレスに向かって、その霊符を放った。
梶原が放った霊符がゴンザレスに当たろうとしたその時……
「あぶない!……」
と言い、バルキリーはゴンザレスの事を突き飛ばした。




