平和な日常の授業 1
キャラのセリフだけです。
オーラの説明を長々と書いております。
「それじゃ、授業を始めるわよ。
あら? そういえば服部さんは転向してきたばかりですよね?」
「はい」
「なら、復習も兼ねてオーラの説明から入りましょうか。
皆、これが解ってないと一年生からやり直しだからね☆彡
特に、立花君」
「……そんくらい解ってますよ、先生」
「あら、珍しく起きていたのね。 新山さん、立花君が寝ないように監視をお願いね」
「はい! 頑張りましゅ」
「ふふっ、なら早速内容に入るわね。
いい? オーラっていうのは、能力を保持しているものだけが纏っている気のようなもの。
つまり、オーラを纏っている人を能力者と言っても過言じゃないわ。
でも、その実態は未だに謎が多くて解明されていない原理のうちの一つとも言われているのも事実なの。
単純にいえばオーラは、能力者の強さを表すものとされていて、能力者が使う能力、例えば武器を創造するとか火を非科学的に起こすとか、そう言った能力が使えるのもオーラのおかげなの。
このオーラの量を増やせば増やすほど利点は大きいわ。
能力使用回数や使用時間だって増えるし、オーラは強さを表すと言ったわよね?
それはオーラの量が、能力者の攻撃力や防御力を上げてくれるからなの。
だから、筋肉モリモリの生徒よりも、オーラの量を増やしている生徒の方が攻撃力は大きいってわけ。
」
「けど、先生」
「ん? なに、服部さん」
「武器を創造したり、火を出したりすることって同じオーラを消費するっていうことですよね?
でも、なんで個人個人で能力が違ったり、使えない能力があったりするんですか?」
「んー、なかなかいい質問なんだけど私もわからないのよねぇ。
というよりも、今の日本では解明されていないことなのよ。 今説明した単純な説明が精一杯。
それほどオーラっていうのは奥が深いのよ、一見、単純に見えてね」
「……もうひとついいか?」
「珍しいわね、立花君が質問なんて」
「……能力を使うってことは、オーラを消費してオーラ量が減るっていうことだよな?
つまりは能力を使用したあとっていうのは、攻撃力や防御力は落ちるってことか?」
「その通りよ。 攻撃力、防御力は直接オーラの量に関係してくるわ。
だから、能力を使い過ぎれば過ぎるほど、自分の戦闘能力は落ちるし、戦いは不利になっていくわ。
ダメージを受けても同じ。 オーラを纏った攻撃を受ければ、直接の痛みやダメージも伴うけど、それ以上にオーラの量が減ってしまうの。 さっき説明した生徒の話もそうだけど、最初はオーラ量で勝ち負けが決まっていたけど、オーラ量の多い子がダメージを受け続ければ立場は逆転してしまうわ」
「……なるほどね」
「他にはないわね? 続けるわよ。
つまりはオーラのないものは能力はおろか、闘う力さえ無いに等しいわ。
たとえ近代兵器を使ったとしても、戦闘慣れしているものを相手にすれば一秒ともたないわ。
逆にオーラを持ち、オーラを高めることで人外の力を手に入れられ、その力は能力者一人で国一つ潰せるとまで言われているわ。
謎が多いオーラだけどね? 最近、こんな見方をしている学者達がいるのよ。
歴史的には約百年前に神と魔王が戦争のために、人間に能力やオーラを与えたと言われているんだけど、その人たちはもっと前から人間たちはこの能力やらオーラやらを所持していたんじゃないのかってね。
……あら? もうチャイムなっちゃった? それじゃ、今日はここまでね」
今回はオーラについての授業です。
説明的な意味を込めて書いたため、キャラクターのセリフしか入っておりません。
もっとこうしたほうがいいとか、アドバイスがあれば感想を。
とりあえず、あと2,3こはこういう話が続くのかと。
無い場合は、お話が進むと思います。
外伝の方もおたのしみに。