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Eternal wish   作者: キッド
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あいつのパンツは何色!?

→ ↓ ← ↑


「なるほど。そういうことでしたか。」


ようやく落ち着いた清水は、納得したようにそういった。

唯もようやく、いつも通り?の感じにもどり、頷いていた。


「あいつらが暗黒騎士だってことも、俺が魔王だってことも……むしろ、聖騎士と暗黒騎士が存在することすら知らないんだろ?

だから、二人に相談しようかと思ったんだ。」


二人は暗黒騎士である。 清水はもちろんのこと、唯は清水や不知火から勧誘されたらしい。 もともと、唯は聖騎士に追われ、行き場をなくしていたのだから、都合がよかったのだろう。

それは、清水達にとっても、な。


「……ふむ。 では、結果論だけ告げておきましょう。」


「あぁ。」


清水は悩む時間もなく口を開いた。


「ずばり、話しておくべきでしょうね。」


きっぱりと清水は言い放った。 唯も、


「私も、話しておくべきだと思いますよ。」


と微笑み、同意した。 ……何か理由がありそうだな。


「……なんか理由があるんだろ?」


理由がないのに、きっぱりと言い切れる訳が無い。 それは誰にでも解ることだ。


「だって、遊兄さん、いまさら嘘をついたところで言い逃れ出来ると思いますか?」


……まぁ、無理だろうな。 出来るのであればそうしているだろうし、何故かはわからんが、嘘をつくときの仕草がばれているらしいし。


「それに、美由先輩は薄々、感づいてると思いますよ。」


……何だって? ……あの美由がか?


「思い当たる節はいくつもありますよ。 まずは、転校と聞いたとき、周りの反応と違っていたこと。 そして、貴方に話を聞いたこと。 なにより気になるのは、貴方に時間を与えたこと」


「私や怜香ちゃんに相談することも解っていたのではないですか?」


……まぁ、そう思えなくもないんだが、俺にはそう思えない。

新山が、そこまで考えてるとは思えないからである。 ま、なんにしろ清水が許可したんだ。 話して大丈夫だろう。


「わかった。 とりあえず、本当のことを話すわ。 悪かったな、昼飯の時間をつぶしちまって。」


「いいんですよ、遊兄さん。 次の授業、能力実技なので。」


運がよかったらしい。

能力実技というのは……まぁ、体育のようなものだ。


「ならよかったが」


これで昼飯の時間を潰したら、清水がまた絡んでくるだろうからな ・・・不知火みたいなやつだな。


「それじゃ、兄さん、私達急ぐから。」


「あぁ。サンキューな。」


急いで教室へと向かう二人。

……走った勢いでパンツが見えてしまったことは言わないでおこう。

俺も男だ、嬉しいことは嬉しい!!

……俺も教室に向かうとしよう。



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