表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
90/104

第87話 看破

サブタイトルがそろそろどっかの話と被るんじゃないかと思っています。過去のサブタイトル覚えてないから……。


 ヒキヤは悠々と遮蔽物に隠れる廉の元へと歩いていく。ヒキヤの発動した隠匿術式により、完全にこの場でヒキヤを観測している者は居ないように見えた。



 「おい、お前。」



 誰かがヒキヤを呼び止め、言う。ヒキヤはまさか自分が呼び止められているとは思わず、声の主に気付かない。



 「待てよ。お前だ、お前。そこのチャラ男。」



 ここでようやくヒキヤは己が呼び止められている事に気付き、視線を超えのする方へと向ける。そこには現在人の姿へと身を変身させていた狐翁が居た。



 ヒキヤは声を出せない。姿かたちは隠匿術式でかき消しているが、音を出してしまえばこの場にいる怪異家達にたちどころに居場所がバレてしまい、総攻撃を受ける事が目に見えていたからだ。



 「何で見えているのかって顔をしているな。その手に持つナイフは何だ?それは術式で作った物では無いだろう。武器の持ち込みは禁止されているぞ。廉を殺そうとしたのか?そのナイフにはずいぶんと強い毒が塗ってあるな。人が切られれば死ぬレベルだぞ。試合中の故意の殺人も禁止されている筈だが。」



 狐は落ち着いた様子で言う。狐は神。神を騙す事は難しい。人間の発動する隠匿系の術式においては非常に強い耐性を持つ存在であった。



 ヒキヤは汗を垂らした。隠匿が看破された上、目的や、手に持った武器の性質までも言い当てられたからである。ヒキヤ、彼自身の強みはあくまで隠匿一辺倒であった。単純な基本スペックは並の怪異家とそう変わりない物である。もしも彼がこの場で隠匿術式無しに、必死に廉の首へと手を伸ばしたとしてもその手はたえ達宇喜田の人間にはばまれ、ほぼ確実に届かないだろう。



 (クソがよ……。)



 ヒキヤは内心で毒付いた。

「面白い!」「続き読みたい!」など思った方は、ぜひブックマーク、下の評価をよろしくお願いします! していただけたら狂喜乱舞します。宜しくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ