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第58話 狐翁

アハー↑


 「ふふふ……。面白い!!これで今以上に楽しめそうだ!!」




 狐の啖呵を聞き、国沈は喜びに顔を歪ませる。





 「じゃあそういう事だ。お前らは早く離れ、並怪異の処理を頼む。」





 そう五家へと指示を出す。彼らもやはり精鋭、抵抗する事無く指示に従ってくれた。





 「そういえば狐、お前は何でここに居るんだ?」





 「春雨寮の位置も赤い空に飲まれたんだ!今は京子も廉も保護してもらって……っ!!」






 狐は己の失言に気付き、焦りの表情を浮かべる。




 「はぁ!?廉!?廉が居るのか!!?今!??」





 俺は自分でも引く程焦る。全く想定していなかった。しかし廉も宇喜田家の血をガンガンに引いている。霊力が無いという方がおかしいのかもしれない。






 万が一廉の身に何かあったらと、尋常じゃないテンションで汗を流し始める。




 しかし裕一は一呼吸置くと、即座に思考を切り替える。



 


 「国沈、お前を本気で倒すんでよろしく。」




 そう言い、裕一は己の体に補助系術式を掛けはじめる。





 「良いなぁ。我は非常に気分が良いぞ。」




 国沈は手を空に掲げ、心底楽しそうに笑い声を上げた。





 * * *




 裕一達の戦闘範囲から少し離れた位置で五家達は渦怪異の処理を行っていた。





 つい数分前から始まった裕一と国沈の戦闘。それはまさにこの世の終わりのような光景を作り出していた。




 圧倒的出力で範囲術式を連打する国沈、国沈には出力面で一歩劣るも、神性を手に入れた裕一の攻撃系術式。




 というか、と五家達の誰もが思う。出力面で神相手に一歩劣る程度で済んでいるのがおかしいのだ、と。





 援護したいが、この五家の内、誰も神性を持つ術式を使うことは出来ない。通常出来なくて当然なのだが。




 そんなもどかしさの中、五家達の上空を飛んでいく二つの陰があった。






 * * *




 背中に張り付く狐が俺へと神性を貸し与える。





 「裕一!!後ろ!!」




 「分かっている!!」





 一度でも足を止めれば集中砲火されておしまい。という環境の中、一発一発丁寧に術式を国沈へと叩き込む戦い。




 

 狐との契約以降、俺の術式はどれも神性を纏うようになった。ただの爆発術式であった物も、言うなれば神聖爆発術式、というような属性系統となっている。





 狐は純粋に神なのであろうから神聖属性だろうか。国沈も神性を持つ術式なのであろう。契約したお陰で俺の術式全ての出力が強化された気がする。




 先程までは一撃で砕けてしまっていた防壁術式も三発くらいは耐えられるようになった。





 しかし。






 「やっぱ硬ぇな。」






 「撃った側から回復してくるよあいつ!」





 上昇した出力ですら、国沈相手ではじわじわと回復されてしまう。恐らく素の耐久力が異常に高いのだろう。




 確かに少しずつダメージは蓄積させる事が出来ているのであろうが、このペースだと何日がかりの戦いになるか分からない。




 ワンミスが命取りになる状況の中、戦闘時間が長いというのはそれだけで致命的なデメリットとなる。





 どうするかなぁ。






 そんな事を考えていた時、背後から飛来してくる二つの陰に気付いた。






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