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第17話 契約

よろしくお願いします。


俺の話を聞き何故だかシドは項垂れる。

霊力の流れ方を見る感じまだ二つ心臓が残っているだろう?

保険が一個無くなるだけだ。




 「そんな対価で俺は契約出来ん……。」




ボロボロになりながらもそんな事を言う。

今更利益を得ようなんざ浅ましい。




 「知らん。契約しろ。さもなくばお前を拷問し続ける。」




こいつを無力化するのに最適なのは契約を結んでしまう事だ。

こいつを殺す事は簡単だが、悪魔は殺してもいずれ蘇る。




それならば殺さずに契約で飼い殺すのが最適解だろうという寸法だ。



 「とりあえずお前の片っぽの心臓は貰っておくぞ。」




そう言って俺はシドの体に腕を突っ込み、片方の心臓を握りつぶす。




 「ぐぎゃあぁあああ!??」





痛がっている。

可哀想に。誰がこんな酷い事を。




 「それで?契約するぞ。」




 「う……う…………。」




苦しみながらシドは恨めしそうな顔をする。

少しした後、「ほ……本当に契約が破棄されているだと……!?」と驚いていた。



言ったじゃん。




シドは少しの思考の後、急に爆発術式を発動する。

対象はシド自身の最後の心臓。




どうやら契約で飼い殺される前に自殺して逃げてやろうという魂胆らしい。



悪魔は死後数年でリスポーン出来る。それを理解しての作戦だったのだろう。なる程良い案だ。



しかし相手が俺では自死すら許されない。可哀想にな。




シドが爆発術式を用意した瞬間に奴の両手足を切り落とした。

これで爆発術式の詠唱は破棄される。




地面に胴体から落下したシドは、いよいよ逃げられないと悟ったらしい。




 「わ……分かった…………。お前と契約しよう……。」




ようやく降参してくれた。





 「そうか。契約内容は覚えているな?俺の髪の毛一本を対価にお前は生涯忠誠を誓え。」






 「わ……分かった……。」








 * * *




誰も寄りつかないような町外れの洋館。




その中で昼間からティータイムを満喫していた何者かは呟く。




 「シドとの契約が破棄された。死んだか。まぁそうだろうなぁ……。」




 「リーザ様、宜しいので?」




紅茶を飲みながら寛ぐリーザ様と呼ばれた者に向かい、頭を垂れた者が問いかける。




 「何も問題は無い。所詮奴は捨て駒。気紛れの威力偵察よ。」




そう言い、紅茶を飲みながら立ち上がる。




 「噂には聞くが一度も相まみえなかった伝説のゴーストハンター。奴を吸収して我は魔王へと進化する。さすれば世界を統べるのは我々吸血鬼族となろう……。」




腰まで伸びた赤髪に、背丈ほどはあるかというコウモリ型の双翼。



西洋吸血鬼族の王、リーザ・フェリナはそう言って高笑いした。




 「しかし奴は既に齢80を越している筈。何故若々しく高校に通っておるのだ……?」











 

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