表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/104

第10話 妖怪

読んでくださりありがとうございます。



 「ばなっ!ばなじまずぅぅ!!!」





 「え?本当?」





尋問開始から5分も経たないうちに幽霊が音を上げた。

槍が刺さっているため、声もあまりはっきりとは出せないらしい。





3本の槍がお腹からにょきっと生えている。

俺が刺した。

めちゃめちゃ痛そうである。俺だったら嫌だな。




ちなみに幽霊に刺さりはしているが血は流れない。そういう物なのである。





 「ほんとに話す?念の為にもう1本刺してから聞いた方が良いかな。」




ただでさえ青い幽霊の顔がさぁっと青くなる。

こうしてみると戦闘中よりもだいぶ表情豊かになったな。





 「勘弁じてくだざい!!おねがいじます!!」




肺とかにも槍が刺さってるからかやっぱり声が聞き取りにくい。

見てて痛そうだし槍を抜いてやる。





抜いた側から幽霊の体が再生する。

やっぱ並みのより早いよな。





 「あ……ありがどぅござぃまず……。」 




槍関係無かったな。普通にこういう喋り方だな多分。





「じゃあ一つ目の質問。廉…、俺の横に居た少年を狙った理由は?」 





「いぢばん美味じそうだっだがらでず…。」




興味深い答えが返ってきたな。





「美味しそうかそうでないかの判断基準は?」





「なんてぃうが…私だぢ幽霊に近い存在であればあるぼど美味じそうに見ぇる気がじます…。」

 



つまり廉も宇喜田家の素質があったって事かな?



うちにあった本で霊の狙う基準みたいな書類あった気するけど読んでいない。



そのうち見えるようになってきたら困るかもな。




あー、それでか


 「俺達の前に春雨寮に居た生徒、お前寺の坊主食おうとしたな?」




 「はぃ……。」




幽霊の目撃情報を一番最初に訴えだしたのは寺の出身の奴だと先輩達から聞いている。



恐らく寺の坊主を狙ったが上手く食えなくっていつの間にか目撃情報が広まってしまったのだろう。





こいつレベルの悪霊がちとアンテナがあるとはいえ一般人を食い損なうのはなんでだ?


うーーむ。あぁ、狐か。




こいつ飯に困って春雨寮に来たは良いけど先にバカ狐が色々な術式貼ってたせいで全力が出せなくなっていたんだろう。




狐もこの幽霊もお互いブッキングしなかったのが奇跡だな。



今回は狐の意図せぬファインプレーっぽいな。




こいつ実力的に今まで見てきた幽霊の中で中の上くらいは強いからなぁ。





もしかしたら今の狐くらいだったら倒せちゃうかもな。




そうならないように処理するけど。







 「裕一さん!!!」





そんな事を考えていると突如後ろから声を掛けられる。





やべ。深夜だから誰も居ないだろって油断…冬弥?




残業してたのかなぁ。

お前のボスもさっきまで仕事してたみたいだぞ。

教職ってブラックなんだなぁ。





肩で息をしながら冬弥が近付いてくる。





 「校長に色々聞きましたよ!!…っひっ!?!?そこに転がってる女の人はなんですか!!」





冬弥が転がされた幽霊を見てびっくりする。





 「こいつが春雨寮幽霊騒ぎの正体だった。それなりに強かったよ。」





 「いやいやいやいやいや…。こいつ特A級くらいの妖怪ですよ…。」





 「え、こいつ妖怪なの?」





幽霊と妖怪には違いがある。





幽霊は死人に緩めの条件が揃った場合生み出される、割とぽこぽこ生まれる存在である。





緩めの条件、判明している物で言えば〝現世への未練〟とか。

ただこの未練度合いもどれくらいだったら幽霊になるとかは解明されていない。




妖怪は長い年月を過ごした〝幽霊〟や信仰を失った神等がなる事がある特殊な存在である。




有名どころだとかっぱとか一反木綿とか?

妖怪化の条件は本当に色々あるみたいでこっちの方が幽霊より訳分からないシステムである。





強さ的には幽霊と妖怪が戦ったら体感9割くらい妖怪が勝つ。

相性的な物もあるし一概には言えないけど。





 「妖怪ですね…。有名なネームドの妖怪じゃなくって良かったですね。」




 「ねー。」




小声で

「裕一さんなら有名どころすら単独で倒しちゃいそうですけど…」

と言ったのを聞き漏らさない。

正面切って褒めてくれて良いんだよ。





 「てか特A級って何?」




 「あー。裕一さんその分類法まだ知りませんか。結構前に制定されたんですけどね。説明します。」





分類とか出来たんだなぁ。





 「じゃあ、落ち着ける場所まで行こうか。」




俺1人ならここで良かったけど冬弥も来たならもっと違う場所の方が良いよね。





冬弥と幽霊を連れ、転移する。





京都の我がマイホーム、宇喜田家へ。



「面白い!」「続き読みたい!」など思った方は、ぜひブックマーク、下の評価をよろしくお願いします! していただけたら狂喜乱舞します。宜しくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ