第五十九話 救世主?
力は己を滅ぼす。本にそう書かれていた。 確かにそのとおりなのかもしれない。
でも、自分自身が制御できるのなら。
「何なんだよ!これは悪夢なのか?!俺様が押されているのか!」
ボスは私達に向かって言っている。
「そうだよ。アズをバカにしたからね。それに私のお兄ちゃん達を殺したうらみを!」
私はボスに向かって走り斬りかかる!
「クソが!当たるかよ!」
ボスは私の攻撃を避ける。
そんなの計算のうちってね。
「アズ」
私はアズの方を見る。
「了解!ライトバースト!!!」
アズはボスに向かって魔法を唱える。
「ぐわああ!!」
ボスは吹き飛ばれる。
よし、やれる!
「諦めるかー!うおー!!!」
ボスは自分が持っている力を開放した。
こいつまだ力を隠していたの!
「はぁ、はぁ。さぁ始めるか!うおー!!!」
ボスはまっさきに私に向かって走り斬りかかってくる。
剣なら!
しかし!
「残念。手だよ!」
ボスは斬りかかると見せかけて左腕で私の腹を殴った。
「がはあ!!」
私は思いっきり吹き飛ばされる!
「オラオラ!もっと行くぞ!」
ボスは私の方へものすごいニタニタした顔で向かってくる!
「やらせない!」
ワーリンがボスを止める!
「ちっ!呪い床!」
すると、ワーリンが地面に沈んでいく!
「何をした!」
アズがボスに向かっていう。
「闇の中で死んでもらうんだよ。お前も一緒に入るか!」
ボスはアズに向かって来る!
「許さない!絶対!」
アズは二本の剣で応戦する!
「へへへ、二本とはな!だが、無意味だ。はああ!!!」
ボスはアズを気合で吹き飛ばす!
「くそ!ワーリンが!」
アズはワーリンの方を見つめる。
「た、たす・け」
ワーリンが埋まる!その時!
「はあああ」
ある男がワーリンを地面から引き抜いた!!
「え?どうしてここに?」
私は驚く。
アズも驚いている。
そう、ワーリンを助けたのはグレアなのだからだ。
「よ、待たせたな」
グレアさんはそう言った。
「どうしてグレアさんが!ねぇーちゃんは!波留ちゃんは?」
アズがグレアさんに向かっていう。
「大丈夫だ。アンナちゃんに守ってもらっている」
グレアさんはそう言った。
アンナ・ちゃん?え?アンナちゃんは死んだはず。
「どういうこと!アンナちゃんは呪い使いにやられたって」
私はグレアさんに向かっていう。
「それなんだが、死んだのはアンナに似ていた女の子だったんだ。
アンナは呪い使いが現れたあと逃げたそうだ。それでたまたまアンナと同じ女の子が森にいてその子が殺されたんだ」
グレアさんはそう言った。
そうだったんだ。でも、女の子は死んじゃったんだよね。
許せない!絶対に。いや、待って?相打ちで呪い使いを倒したんだよね。
アンナちゃんが逃げたら誰があの呪い使いを倒したの?
「お前の心を聞くと呪い使いは誰が倒したって思ってるだろ。
それは俺が倒したんだ。わりーな」
グレアさんはそう言った。
「そうだったんだ」
私は一安心する。
「何なんだ!この茶番は!もういいそこの男!死ねー!!」
ボスはグレアさんはめがけて斬りかかる!
「よっ!」
グレアさんはワーリンを抱きかかえるながら思いっきり飛んだ!
「は?」
ボスは唖然する。
私達もぽけっと口をあける。
え?どういうこと?なんでグレアさん飛んでるの!
「悪いな。お前と遊んでる場合では無いんでね。速攻で終わらせろアズ!ヤミ!」
グレアさんは空から私達に向かって言った。
「聞こえたか?」
アズが私に聞いてくる。
「速攻で終わらせよう!アズ」
私はアズに向かって言った。
「!、やろーなめやがって!うおー!!!」
私達に気付き斬りかかる。
「当たらない!」
「当たるか!」
かつ方法はこれしかない!
「はあああ!!!」
私は呪いの力を最大限に解放する。
「行くぞ!はあああ!!!極・剣・なげー!!!」
私は右腕にみんなの思い!すべてを込めて投げ飛ばした!!!!
「ぐあああー!!!!」
剣は見事直撃しボスの腹を貫く。
「アズ!あの技を」
私はアズの方を見る。
「うん。喰らえー!18連撃!いっぱ斬り!!」
アズはボスを斬りつける。
「もっと!もっと!もっと!もっとー!」
アズは容赦なく斬りつける。
「があ!!」
ボスは死にかけのようだ。
「これで終わりだー!」
アズが振り下ろそうとしたとき!
シュン!
ボスの体が消えた。
は?
「ふふふ、この男の力は私がいただきますね」
声の方に振り返ると、そこにはアズが言っていた男が居た。
ガラ。
ガラは男を闇に飲み込んだ。
「うわあああ!!!」
ボスの断末魔が聞こえる。
な、何をしているの。
「はぁ、なかなかの力だな。さてと君たち、私を追いたいのだろう。
私はフレフル大陸に居るぞ。
そこで相手になってやろう」
ガラはそう言い消えた。
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