第五十七話 父親
信じていた人に裏切られる、そんなつらいこと耐えられるのは心がない人だけ。
翌朝
私はアズに男のことを聞いた。そいつはガラと言う名前で、逃げる前にのちのち戦うことになるって言っていたそう。
ガラって男は何者なんだろう。
「ふわぁ〜」
私は大きなあくびをする。
「ヤミ、眠いの?」
アズが聞いてきた。
「ううん。大丈夫だよ。それよりもアズのお父さんは何処に行ったのかな?」
私はアズに向かっていう。
私はネムアによって眠らされていたからネムアのあとのことはわからない。
「多分、あの町の近くにでも隠れているんじゃない?」
アズは私達に向かっていった。
「なら、急いだほうがいいかもな。また逃げられたら困るし」
ヴァールさんはそう言った。
「そうね、行きましょう」
ワーリンさんも続けて言った。
私達は直ぐに宿を出て、あのエンド町に向かった。
急げ、急げ。
私達は全速力で走り5分もかからずに町に着いた。
「はぁはぁはぁ」
私達は息を整える。
「入りましょ」
ワーリンは私達にいい町の中へと入る。
「はい」
私達もワーリンの後を追う。
このあと、町中を散策して見たが誰も居なかった。
もしかして、逃げられたとか?
いや、有り得そうだけど。
「お、お前たちは」
その時声が聞こえた。
私達は振り返ると男が居た。
ガラとは違う男だ。
もしかしてこいつが?
「父さん!」
アズはそう言った。
やっぱりね。
「アズ、ここで何をしている」
アズのお父さんが言った。
「僕は父さんを探していた。母さんはどこにいる?」
アズはお父さんに向かって言った。
「妻なら、俺が殺した。呪いの力が怖いと言い出してな。
全く使えん女だな」
「!」
「あんた最低だね。それでも夫なの!」
私はアズの父親に向かっていう。
「おやおや、君はヤミちゃんだっけ?最低とは聞き捨てならないな。
切り捨てただけさ」
アズの父親はそう私達に向かって言った。
こいつがアズの父親なの、サイテーな父親じゃん!
こんなやつ。
「父さん、母さんは僕のことをどう思っていたの?」
アズが怒りを抑えなが言った。
「優しい子だとよ。全く、くだらん。優しさなど使い物にならん!
強さことが意味をなしている。金があれば女は寄ってくる。
それと同じなんだよ」
アズの父親はそうアズに向かって言った。
「そう、母さんは優しい人だね。
でも、父さんは最低なクズだよ!」
アズは怒りをあらわにする。
こんな父親をいかしておくわけにはいかないもんね。
やろうアズ。
「そうか、お前も妻と同じだな。後で泣き言行っても遅いからな。
はああ!!!!」
アズの父親は呪いの力を解放する。
!、な、なんて強さ!これが呪い使いのボス。次元が違いすぎる。
「ヤミ、僕は父さんを倒す。ヤミはどうする?」
アズが武器を抜き取り私に聞いてきた。
「勝ち目が薄いけど、やるだけやってみよう。私達の全力を出せば勝てるかもしれないし」
私も武器を構える。
「そっか、ごめんな。家族の事に巻き込んじまって」
アズは私に謝る。
「いいよ。アズは大切な仲間なんだから」
私は笑顔で言った。
「まって、私達も戦うわ」
ワーリンが私達に向かっていう。
ヴァールさんも武器を構えている。
「ワーリン、俺様に反抗するつもりか?」
アズの父親はそうワーリンに向かって言った。
「あんたなんて、最低な男よ。あんたに反逆してやる。
あなたによって殺された呪い使いの恨み私が背負っている。
だから、あなたを倒す!」
ワーリンはそう言った。
「そうか、俺様に反逆か。いいだろう、女は苦しめさせながら殺してやる。
甲高い声を期待してる」
アズの父親は言った。
いや、あいつはアズの父親でもなんでもない。あれは生かしてはいけない化け物だ。
「三人とも私は後ろから援護に周る。バフをかけるから、頼むぞ」
ヴァールさんはそう私達に言った。
「ふん、バフなど意味がないことを教えてやる。覚悟しろよ女ガキども!」
ボスは私達に突っ込んできた。
「ここは任せて!カウンタ」
アズはボスの剣を受け流す。
「くっ!しかし、はああ!!!」
ボスはアズに向かって魔法を放つ。
「ぐわああ!!」
アズは吹き飛ぶ。
なんて威力。は!
「がはっ」
私のお腹にものすごい痛みが。
「アズの事気にしすぎだな。もしかして、アズのことが好きなのか?
なら、アズと共に死ね!くらえー!」
ボスは倒れる私に向かって武器を振り下ろす。
「やらせない!」
ワーリンがボスの攻撃を止める。
「ちっ、くだらん真似だな」
ボスはそう言った。
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力こそ。最強だ。




