第五十六話 ワーリン
私達はワーリンが起きるのを待った。
そして夜になり、少しずつ僕たちも眠くなってきた。
「私、起きてるけどアズやヴァールさんたちは寝てていいよ」
私は二人に向かって言った。
「そう?なら僕やヴァールさんは眠るからワーリンが起きたら起こしてね」
アズはそう言い眠りに着いた。
ヴァールさんは少し頷き眠りにつく。
そして、2時間以上待った。
二人はぐっすりと眠り、私も少し眠そうになったとき。
「うぅ。ここは?」
ワーリンが目を覚ます。
「ここは森の宿屋。アズに助けられたみたいだね」
私はワーリンに向かって言う。
「そう、みたいね」
ワーリンはそう答える。
「で、アズのお父さんは?」
私は気になることを聞く。
「ボスのこと?ボスなら私たちを見捨てて逃げたよ。
突然現れた男にね。
私達は男に挑んだけど、一瞬でやられたわ。あれはとんでもない敵よ。
今もだけど、思い出すと震えるわ」
ワーリンはそう答える。
男?後でアズとヴァールさんに聞いてみよう。
「で、これからどうするつもり?」
私がきりだす。
「ボスに裏切られた以上、もうすることはないわ」
ワーリンは言った。
「そ、あんたを生かすと私達に被害が出るの。生きているとね」
私はそう、答える。
「良いわよ、私は覚悟なら出来てる。心置きなく殺って」
ワーリンは目をつぶる。
こういうのがムカつく。
私は短剣を取り
「延長」
私はそう言い剣を構える。
「さぁどうぞ」
ワーリンは言った。
「!・覚悟ー!」
私は剣をワーリンに振り下ろそうとしたとき!
カン!
私の剣が止められる。
この剣!
私は横を見るとアズが私の剣を止めていたのだ。
「アズ」
私は剣をしまう。
「ヤミ、気持ちは分かるよ。けどさ、もうワーリンに悪意は感じられないよ。
それに、ヤミも本当は殺したくないんでしょ?」
アズは私に向かって聞いてきた。
う、アズは本当に・・・。
「アズは私のことよくわかっているね。ごめんなさい、私あなたのこと嫌だって思ってるけど、殺したいとは今は思ってなかったの」
私はワーリンに向かって言った。
「そう、なのね。でも私は呪い使い、あなた達と一緒に居たらあなた達の命も危ういわ。
私はあなた達と一緒にはいられないわ」
ワーリンはそう答える。
「はい」
アズはあるものを渡す。
私はアズの手元を見る。それは私達が使っていたあの仮面だ。
「これは?」
ワーリンが聞く。
「これをつけていれば問題ないですよね。それにこの仮面には呪いの力が込められていて、影薄の力があるんだ。
これをつけていれば問題ないよ」
アズはそう答える。
そうか、これならワーリンとは気付きにくいね。
さすがアズ。
「私を仲間として迎え入れてくれるの?」
ワーリンが泣きそうな顔を私達に見せる。
「そうだよ。いいよねヴァールさんも」
アズがヴァールさんの方を見る。
ヴァールさんも頷いている。
私はワーリンに向かって手を出す。
「仲間になるんでしょ。だから、よろしく」
私はワーリンに向かっていう。
「ありがとう。私を仲間として受け入れてくれて」
ワーリンは私の手をつかむ。
「よろしくねワーリン」
アズはワーリンに向かって言った。
「はい、よろしくお願いします」
ワーリンはそう答える。
「さ、夜も遅いし寝よう」
私はみんなに向かっていった。
「うん。それじゃあお休み」
アズはそう言いベッドに横になる。
ヴァールさんは寝ている。
「ヤミさん、男の事忘れてません?」
ワーリンが唐突に言った。
「またあした聞くよ。お休みワーリン」
私は眠りに着いた。
「おやすみなさいヤミさん」
ワーリンもベッドに横になる。
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新たな仲間ワーリン。




