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のろい使いのヤミちゃん、チームを組んで復讐を果たす  作者: 花奈冠椛
新たな町シガルデン街編
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第五十一話 宿屋にて

勝てる見込みはわからない。

ヴァールさんは私達に言った。




「でも、そのボスを倒せば私達の復讐も終了ってわけだよね。

 行ったほうがいい」

私はアズとヴァールさんに向かっていう。



「でもよ、相手の強さは未知数だぜ。何も考えず突っ込むのは死を意味している。

 それにワナの可能性だってある」

アズは私に向かっていう。




「そうですね、罠の可能性は十分にある。

でも、怪しいと思いませんか?呪い使いが自らボスの居場所を教えるなんて」

ヴァールさんは私達に言った。



まぁ、言っていることはわからないこともない。

 なぜ呪い使いがボスを居場所を言うのだろう?やられたら困る存在だと思うし。




「行くだけ行ってみよう、警戒を怠らずにだけど。それで罠だったら直ぐに逃げるなりすればいいし、ボスが居たなら倒すだけだしね」

私はそう二人に向かっていう。




「分かったよ、でももしボスが居たら生きて帰れんかもしれない。

 それでも行くんだな」

ヴァールさんは言ってきた。


「はい」

私は答える。


アズも一応頷く。




「今回は私も同行する。ある程度の強さはあるからな。

 それに、呪い使いの末路を見てみたいからな」

ヴァールさんはそう答える。


 


私達は街の外へ行き、パネルを開ける。


「えーっと、今いるのがここだから、こっちか」

私はパネルに表示される地図を見て方向を確認する。



ヘェ~、この先が最後の街みたいね。その奥は山みたいだし。

それに道はそこで止まっているし。




「よし、出発〜」

アズがそう私達にいい歩みを進めた。



私達は道なりに歩いていると魔物なんかが出てきたけど、今の私達なら余裕で倒せる。

 



ある程度の歩くと宿屋が見えた。



「あれ?町までまだ先なのに?」

私はこんがらがる。




「森の宿屋だろ。僕たちは体力的に問題ないけど、高齢者とかはもっと歩くのが遅いだろ。 

 それで建てられているだろう」

アズはそう私に言った。

 



「ここで休憩しましょう。先を急いでもいいことなんてありませんし」

ヴァールさんが私達に向かって言った。


太陽は真ん中まで来ていた。昼頃なのね。



「え?休憩したら町まで間に合います?夜にでもなったら余計魔物とかが出てきますよ」


アズがヴァールさんに聞く。



「あまり急いでも悪いことしか起きません。それに宿屋にも商人が居ると思うし、アイテムとかを買っておいて明日の朝に出発したほうがいいじゃないですか?

 体力が減った状態で呪い使いなんて現れたら私達は全員あの世行きですよ」

ヴァールさんはそう私達に言った。




「確かに」

私はそうつぶやく。



私達は宿屋に入りチェックインする。

3人とも同じ部屋。安全の為にね。


バフ!


私は布団にダイブする。



アズはゆっくりとベッドに腰掛け、ヴァールさんは何だか疲れているようなので、ベッドに横になるそうだ。




私は布団の暖かさで少し眠くなり、目がだんだん閉じていき眠りに着いた。



「あれ?ヤミ?」

アズが私を見る。



「寝てる、よっぽど疲れているんだね、お休みヤミ」

アズも寝ている私にいいベッドに横になった。





・・・



「う、うぅ」

私は不意に目を覚ます。



「あれ?ここは?」

私は辺りを見渡す。


そこは何もなくただ、少し安心するようなぬくもりを感じる。



確かベッドで眠っていたような?



「ヤミ」

不意に私を呼ぶ声に振り返る。


そこにはお兄さんが。


「お兄ちゃん」

私は嬉しくてたまらず走りお兄さんに抱きつく。



へへ、お兄ちゃんのぬくもりだ。


私はお兄ちゃんにすりすりした。


「もうヤミは」

お兄ちゃんが私を抱きかかえる。


目の前にはお兄ちゃんの顔が。


私はほおが少し赤くなる。



「照れてる?」

お兄ちゃんが聞いてきた。



「うん」

私は頷く。


だって会いたかった人なんだもん。



「それよりも、ボスと戦うんだよね」

お兄ちゃんが私に聞いてくる。



「うん。アズとヴァールさんと一緒に」

私はそう答える。




「勝てると思ってる?」

お兄ちゃんが聞いてくる。



それは・・・。



「勝てるか分からないけど、お兄ちゃんの仇ができるかもしれない。

 なら、負けるわけにもいかない。勝つ勢いでいくよ」

私はそう答える。




「そっか、ヤミの意思は硬そうだね。一つだけ注意があるよ。

 呪い使いのアジトに行くようなもんだ、色んな呪い使いもいると思う。

 確か、眠りの使い手の呪い使いはとても危険だから無理だと思ったら逃げたほうがいいよ。

 それと、ワーリンだっけな。そいつもなかなかの強さだ。

 無理だと思ったら逃げるほうがいい。

やつに手加減はないからな」

お兄ちゃんは呪い使いの事を話す。




「お兄ちゃんは勝てると思う?」

私がお兄ちゃんに聞く。



「それは、わかんないかな。ヤミの実力がどれくらいかわからないからね」

お兄ちゃんはそう私に言う。



確かに、今の実力はお兄ちゃんはわからないよね。



「ボスは強い?」

私がお兄ちゃんに向かって聞いた。




「強い。ただひたすらにね」 

お兄ちゃんはそう答えた。














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