第四十九話 パネルにて
私達は心を落ち着かせて店の中に戻った。
これから先も何人か死ぬと思う。いや、そんな気がしている。
「おかえりアズ」
お姉さんがアズに向かって言った。
「ただいま、ねぇーちゃん」
アズはお姉さんさんに抱きつく。
すごく嬉しそうな顔をしている。
アズ良かったね。
「ヤミもおかえり。ガルシアさんのことは辛いと思うわ。
だけど、あなたが悪いわけじゃないわ。呪い使いが悪いんだもの。
自分を責めないでね」
お姉さんは優しい口調で言った。
自分を責めないでねっか。そうなのかな。
私は暗い顔をする。
でも、やっぱり。
私は過去を引きずる傾向がある。
この性格変えたいのにな。
「ヤミ、暗い顔してたら辛いことが吹き飛ばないよ。
ほら、笑顔笑顔」
お姉さんは私の顔を見ながらにこにことした笑顔をこちらに向ける。
「クスッ」
私はお姉さんにつられて笑ってしまった。
「ほら、笑うと少し楽になったでしょ」
お姉さんが私に言う。
あ、ホントだ。
少しだけ楽になったかも。
「ありがとう。お姉さん」
私は笑顔でお礼を言う。
私達はその後部屋の掃除をした。
イスや机、花瓶などは魔物が入ってきたからって言っていた。
じゃあ、グレアさんが追い払ったってこと?
そして、最初に見た女の子は転移者で波留って名前の女の子だそう。
転移者、違う世界から来たってことであってるはず。
それにしても何で転移者がここに?
私達は朝ごはんを食べた。
色々と冒険して足もぱんぱんだからだ。
ぼふぅ
私はベッドに寝転びあることを思い出す。
「玉」
と。
私はベッドの上で空間からアイテムボックスを取り出す。
そしてその中からあの玉を取り出す。
兄さんからもらった玉。よく見ると下の方が光っている。
うん?なにこれ?
私は振ってみたし、投げてみたりしたけど特に何もなかった。
何なのかな?この玉は。
私はその後
「ステータスオープン」
ステータスを開ける。
パネルが何個も出てきている。
よく見てなかったから、今日は時間あるしじっくりと見ようかな。
パネルは4つあり、一つはメインのパネル。
名前やステータスなど、基本的な事が出ている。
次に2つ目のパネルは技だ。今覚えている技やポイントで覚える技もある。
ちなみにポイントは8000ある。
使えばいいじゃんって思うけど、もしもの時の為に貯めてるのよ。
アズは、すぐ使っちゃうみたいだけどね。
そして3つ目。
うん?これは・・・地図!?
え?地図あるじゃん!何なのよもう。地図がないから道なりに進まないといけないのかなって思ってた。
でもよかった。地図があれば迷うこともないし、なんか点が光ってるけど多分これが現在地何でしょうね。
ガオ町に一つ点灯しているから。
なんか有能ね、これからはこのパネルを活用することが多くなるわね。
そして最後に4つ目のパネル。
そこにはでかでかと大きな文字で
「覚醒」
と出ていた。しかし、その覚醒って文字は光ってないから使ったことないか、覚えていないか、もしくは隠された技なのか。
その横に次へって出ているので押して見る。
アイテムボックス内と出ていた。
へー、ボックス内も見られるのね便利。
えーっと、
緑の石、食べ物、光る玉?・・・あ、あれか。
それに?剣?
あれ?剣なんて入れていたっけ?
まぁ、いいや。でもでも、ボックス内も見られるのはいい収穫かも。
私はベッドの上で足をバタバタと動かしているとアズが来た。
「何してるのヤミ?」
私にそう聞いてくる。
私はさっきのパネルの事を話した。
「ヘェ~めっちゃ便利じゃん。僕も後で見てみるよ」
そういい部屋を出る。
え?部屋出るの?私の事が気になったのかな?
私はベッドの上から窓を見つめる。
雲は少しずつだが動いていて、青空が見える。
きっといい日になるよね。
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あと見てくれている人はありがとうございます。




