第四話 ボロい建物
私たちは眠いながらも授業を受ける。
アズは何度か先生に起こされている、ダースくんの言った通りだ。
そのあと、給食があり私たちはお腹いっぱいになった。
そのあとは、眠かったけど何とか自分を奮い立たせて起きていた。
アズはやっぱり寝ていた。
放課後
「ヤミ帰ろう」
アズは休み時間で寝ていたのでスッキリした顔をしている。
私の方は寝てないのでめちゃくちゃ眠たい。
すると、アズのお姉ちゃんが私たちの所に来た。
「あ、二人ともこっちに来てくれる?」
アズのお姉ちゃんはこっちに手招きしているので着いていくことに。
アズはお姉ちゃんに
「ねぇーちゃん、もしかして店が出来たとか?」
と聞いた。
すると、お姉ちゃんが止まり
「うん。まぁ建つまでの辛抱ね」
と答える。
私たちはアズのお姉ちゃんについていくと、
そこには少し古くなっている建物がある。
「何これ?ぼろい建物だね」
アズがそう呟く。
私も見て、なるほどねって思った。
「これが私たちの店よ。まぁこれは簡易的な店で、今は建ててる途中なの。
ここで、店をするから綺麗にしてほしいんだよね」
アズのお姉ちゃんは私たちに向かって言う。
「えー!、これを綺麗にするの?そんなの何日かかるか」
アズはため息をはいた。
私もうーんと思う。なんだかこの店ボロいんだけど、なんか気になるって言うか?うーん。
アズのお姉ちゃんは手を合わせ
「ね!お願い。それに私たち三人でするわけないよ。
ほら、来てきて」
アズのお姉ちゃんは手を振ると、男三人が来た。
「だ、だれ?」
私たちは男の人を見る。
怖そうな顔、腰には剣をしまっている鞘もある。
「あ、この人たちはギルドの人だよ。
怖そうな見た目してるけどいい人だから。
お願いします」
アズのお姉ちゃんは男に頭を下げる。
「ああ!任せろ」
男たちはそう言い作業に取りかかる。
アズは男たちの背中を見ながら、
「僕たちは何すればいいの?」
とアズはねぇーちゃんに向かって言う。
「う~ん、あ!そうだ!実はねこの建物に地下があるの。
それなんだけど、その地下に入ると扉があるんだけどなぜか開かないのよね。
だから、もう一回行くから来てくれる?」
お姉ちゃんはそう言った。
私たちはうん。と頷き地下へと向かう。
冷たい冷気が流れる階段を一つ、また一つ降りていく。
きしむ音が響く。
ぎし、ぎしっと。
「なんだか、怖いねここ」
私はそう言う。
アズは私の手をつなぎ、
「これなら怖くないだろ」
アズはこちらを見ずそう言った。
そ、そう言うところが女の子は弱いの知らないのかしら。
私はそう思い階段を降りていく。
そして、一番したまで降りるとアズのお姉ちゃんが言っていた通り扉がある。
「これなんだよね。試してみるね」
アズのお姉ちゃんは扉を開けようとしてみる。
「ふーーん!!!」
アズのお姉ちゃんは力いっぱいに開けようとしてみるが開かない。
「こうなのよね」
アズのお姉ちゃんはため息をはく。
うん?なんだろこれ?小さな手形?私より小さい。
私は気になり手形に手を合わせる。
しかし、手形通りに入らないから手を離した瞬間!
ぎー!!!
音を立てて開く扉。
「え?ヤミちゃん何したの?」
アズのお姉ちゃんが聞いてきた。
私は気づいたことをいい手形の事も話した。
「ふーん、その手形に手を合わしたけど合わなかった。
放したら開いたと。
もしかして、ここには何かあるのかも!」
アズのお姉ちゃんは興奮している。
「でもよ、なんだか嫌な予感がするぜ。僕たちが入って大丈夫なのか?」
アズは心配している。
その通りだ、こんなワケわかんない扉の奥に行くなんて死ぬのと同じだ。
でも、
「入ろう。私が最初に入るから」
私は扉の前に立つ。
「正気か?何があるか分かんないんだぞ」
アズは私を心配そうな声で言う。
すると、アズのお姉ちゃんが
「大丈夫よ。私に任せて、何かあったときは私が守るから」
アズのお姉ちゃんはそう言った。
「分かったよ。いこう」
アズは不安ながらも三人で中に入った。
中は少しなま暖かい、変な感じ。
「先を急ごう」
私はそう言い足を進める。
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あと見てくれている人はありがとうございます。
地下の扉の奥には一体何が!