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のろい使いのヤミちゃん、チームを組んで復讐を果たす  作者: 花奈冠椛
呪い使いシャール&アルファ編
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第四十五話 決着


「何なのよ!あんたは!」

シャールは焦っている。僕が本気を出したためだろう。



「悪いがおしゃべりはここまでです。それでは、2連撃エッジスラッシュ!」

僕は二本の剣でシャールを仕留める。



「がは!」

シャールは地面に倒れ、血を吐いている。




「僕をうらまないでね。僕は、今しなくちゃいけないことをしただけだ」

僕はそうシャールに向っていう。



「どうして私は、こんな子供に。私は呪い使いなのに!なんで、なんで!なんで!なんで!」

シャールは口から血を垂らしながら僕に向かって言った。




「教えてあげよっか。それは自分のことを持ち上げすぎ。

 強いから子供くらい余裕だとか、ガルシアさんをおっさんと思ってる時点で負けは決まってるんだ。

 相手をよく見て観察する。動きや技なんかをね」

僕はシャールに向かって言った。




「くっ!は、はは。私はもう少しだけ、いきた・かっ・た」

シャールは静かに目を閉じる。


「はぁ」 

僕はシャールを抱きかかえる。



「シャールさん。僕はあなたの人生をめちゃくちゃにした敵を倒しますから、どうか僕のことを見守ってくださいね」

僕はそう言い草原の近くに穴を開けそこにシャールさんの遺体を埋める。


必ず、倒す。



僕は町の方まで歩くとヤミが走ってきた。


「アズ!」

ヤミは勢いよく僕に抱きついてきた。

そして泣き出した。



「ちょっとヤミ、どうしたんだ。何かあったのか?」

僕は優しく聞く。 


ヤミは泣き顔でこちらを見て


「ガルシアさんが死んじゃった。私が呪い使いを直ぐにやっつけられなかったから」

ヤミはそう僕に向っていう。

ガルシアさんが死んだ?嘘だろ。



「ヤミ本当か?」

僕がヤミに向かって聞く。



「うん。ごめんなさい」

ヤミは謝る。

なんで謝るんだ。



「ヤミ、謝る必要は無い。ガルシアさんは町まで安全に運んでくれたんだろう」

僕はヤミにそう聞いた。



「うん。魔物なんかは私を抱き抱えながら、戦ってくれたよ」

ヤミはそう僕に言った。



「ヤミ。ガルシアさんの分まで生きよう。必ず鈍い使いは全滅させるんだ。

 たとえ知り合いだとしてもね」

僕はそうヤミに言った。




「私、怖いの。自分が」

ヤミは突然言った。



「どうして?」

僕はそう聞く。




「何事もなく人を殺めているのが。呪い使いの人ももともとは普通の人なんだよね。

 私達と一緒で」

ヤミは悲しみの顔をうかべる。



「確かにヤミの言うとおりかも知れない。

けど、シャールやユズルもこうなることを知っててなったんだろう。

 だから、ヤミは悪くない。僕たちはただの人殺しではない」

僕はそうヤミに言った。そう、いうしかなかったからだ。



「そうだよね。悪くないよね、でも、町も」

ヤミはそう言った。


町?まさか呪い使いめ、町まで巻き込んだのか!



「プニ町はどうなった?」

僕はヤミに聞く。



「跡形も殆どないよ。私は町を壊す悪いやつなんだ、私はもう太陽の下では生きられないよ」

ヤミは僕に向かって言った。



僕は息を整え   



「それだったら、僕もヤミと同じだよ。僕も呪い使いを殺している。 いわば人殺しだ、だからヤミと同じ」

僕はそう言った。




「この先、私は生きるべき人間なの?」

ヤミが聞く。


答えなんて決まっている。


 

「当たり前だろ。亡くなった人の分まで生きて呪い使いを始末しよう。二人で。

 どんなことがあっても必ずヤミと一緒だから。 

だから、悲しい目をしないで」

僕はヤミに向かって言った。




「うん。私生きるよ。亡くなったみんなの為に!私は呪い使いを始末する。

 この命が消えるまで」

ヤミは立ち上がり空に向かって言った。


覚悟を決めたんだねヤミ。

でも、いずれは僕とも。



「どうしたのアズ?」

ヤミが僕に聞いてきた。



「いやなんでもないよ。それよりも先へ進もう。

みんなもガオ町で待っているんだから。

 生きてるはずだし」

僕はヤミに向かって言った。



「そうだよね。食べ物を持って帰るから」

ヤミも笑顔で言った。




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あといつも見てくれている人はありがとうございます。

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