第四十一話 必ずこの手で。
翌朝、
「あれ?ヤミは?」
僕はヤミがベッドに居ないことに気づく。
「ガルシアさん、ヤミがいません」
僕はガルシアさんを起こす。
「ヤミが居ないだと?うーん、は!あの時」
ガルシアさんは何かを思い出す。
「そうだ、確か俺はトイレのため夜起きてな、その時ヤミが外に居てな、誰かと話していて、それで町の外まで行かない?って言ってたような気がしていてな。
まぁ、町の人なのかなって思ってたぜ」
ガルシアさんは昨日のことを僕に向かって言った。
誰かと?そんな夜遅くに話す人なんて居る?
!まさか!呪い使いか!
「ガルシアさん!一旦町の外まで行きましょう。ヤミに何かあったのかもしれません」
僕はガルシアさんに向かって言う。
「まぁ、何かあったから帰ってきてないってことだもんな」
ガルシアさんはそう言い立ち上がり僕と一緒に町の外まで歩いた。
町の外まで向かう途中、ある女の人がこちらを見てたような?気がした。
僕たちは町の外まで行き、辺りを探してみた。
そして近くには居ないのであの、特訓場所に向かった。
すると!そこには倒れているヤミの姿が。
血が固まっている。まさか!?死んでる?ヤミが?
「おい!ヤミ!!大丈夫か!おい!おい!」
僕は泣きながらヤミの体をさする。
「アズ!やめろ、もう死んでるかも知れねぇ。この感じだと呪い使いの可能性だな」
ガルシアさんは冷たい言葉で僕に向かって言った。
「ヤミ!ヤミ!」
僕は声を投げかける。
すると、
「う、うぅ」
小さなヤミの声が聞こえた。
生きてる!ヤミは生きてる!
「ヒール!!!」
僕は魔力を使い、回復をする。
そして、
「ヤミ?」
僕は声をかける。
「アズ、あなたの声聞こえたよ。ありがとう」
ヤミは笑顔でこちらを見る。
「ヤミ!」
僕はヤミに抱きついた。
こんなにも嬉しいことは無い。
生きている、それだけで僕は嬉しいんだ。
その時、
「あれ?何回復使って生き返らせてるの?私がやっと始末したのに」
女の声がして振り返ると僕の方を見ていたような人が居た。
「何言ってるんですか?あなたがヤミをこんなことに?」
僕が怒りを抑えて女の人に向かって言った。
「そうだよ、悪い?」
女の人はニコッとした顔でこちらを見る。
悪い?だと、ゆ、許さない!絶対。
「まて、アズ」
ガルシアさんが僕を止める。
「お前、名は?呪い使いだろう?」
ガルシアさんが女に向かって言った。
「はぁ、その女の子から聞いたら?まぁ、良いけど私の名前はシャール。闇の使い手よ。その女の子を、ボコボコにしたのは私だよ」
シャールはにっこりと僕たちの方を向いて言った。
こ、こいつ!笑顔を見せやがって!こ、殺してやる!この手で何度も剣を刺しまくって、息絶えるまで刺しまくってやる!
「アズ落ち着け、怒りを見に任せたらどうなるか分かるだろ」
ガルシアさんは落ちついた言葉で言った。
「!」
そうだ。怒りは我を忘れさせ、ただ操り人形のように動く。
「ありがとうございます。ヤミはガルシアさんが運んでください。
僕があいつを一人で潰しますから」
僕は淡々とガルシアさんに言った。
「・・・、そうか。分かった、だが、むちゃだけはするなよ」
ガルシアさんはそう僕に忠告し、ヤミを抱えて町の方に走っていった。
「あれ?君の一人だよね?もしかして一人で私に勝つつもり?」
シャールは僕に向かって言う。
「そうだけど、何?悪い?」
僕は静かにシャールに向かって言った。
「ふふふ、そう。君もさっきの女の子のようになるわよ。
いいの?」
シャールは余裕そうな顔でこちらに向かって言う。
腹立つけど、それは後回しだ。今は、ただ勝つことのみを考えるか。
あ、敵がどう動くか考えるのも忘れないとね。
まあ、出来たらの話だけど。
「それはあなたの方じゃないんですか?僕、これでもかなり強いと思っていますから」
僕はそうシャールに向かって言う。
「へぇ、それは楽しめそうね。お姉さんを満足させてくれないかな?あの女の子だとつまらなかったからね」
シャールはそう僕に言った。
ヤミの事を次から次へと。
「いいですよ、たっぷりと「恐怖のどん底」に落としてあげますから」
僕はニコリとした顔を見せる。
「さあ、始めましょ」
シャールはいい武器を構える。
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ささいなことでもいいのでお願いします。
セリフですね。それではどうぞ。
「アズ、あなたの声聞こえたよ。ありがとう」
です。
これはヒールをかけてもらったヤミのセリフですね。
いやー!めっちゃいい。大事なパーティメンバーならなおさら。
サイコー!アズ、ヤミ。




