第三十六話 嘘と真実
私達は森を進んでいくと、森から抜け出せた。
少し歩けば町が見えた。
「ねぇ、次の町が見えたね。その町で泊まろう。ヤミも疲れてるだろう。
早く行こう」
アズが私の手をつなぎ走る。
「おいおい、待ってくれよ」
ガルシアさんも後を追うように走る。
そして数分で町の入口に着いた。
「ここは何街なんだろう?」
アズは辺りを見渡すと名前が書いていた。
そこにはプニ町と書かれていた。
「プニ町?プニって何?」
アズが何か考えている。
「プニが知りたいんだろう。
プニとは魔物の名前だ。
名前の通りプニプニした魔物だ。
特に害は無いらしい」
ガルシアさんはそう私達に向かって言った。
「へぇ~っ可愛いのかな。ヤミも少しだけ元気だそうな」
アズが笑顔で私に言った。
「うん」
私は少し暗い顔で言った。
その後私達は町の中に入る。
すると、じーとヤミの方を見る住人や冒険者たち。
「ヤミ、辛いなら僕に隠れてていいよ」
アズは優しく言った。
「ううん。大丈夫」
私は少し泣きそうな声で言った。
「そっか、もし辛かったら言えばいいよ」
アズはそう言い宿屋まで歩いた。
宿屋の中に入るとおばさんが出てきた。
「あらいらっしゃい。お泊まり?」
おばさんさんは私達に聞いてきた。
「はいお泊りです」
アズはおばさんに言った。
するとおばさんは私の方を見る。
すると、ニコッとし
「女の子は悲しい顔なんて似合わないわよ。
ほら、笑顔笑顔」
おばさんは優しく言った。
そして、
「はい、これ」
おばさんは私に渡してきた。
何やら、触るとプニプニしてそうなまるい物体だ。
「これ何?」
私は手のひらで転がして見る。
「これはここの町の名前になっているプニよ。
触るとプニプニしていて気持ちいいわよ」
おばさんはそう言った。
「ありがとうございます」
私はお礼を言った。
「これが部屋の鍵ね。それと、これもオマケよ」
おばさんは部屋の鍵と一本の剣を渡してくれた。
「鍵は分かるが剣とは何故に?」
ガルシアさんが聞いた。
「ウチの息子も冒険者だったんだけど、店の家業に就くって言ったからね。
あんたら冒険者なんだろう。武器は多くて悪いことは無いわよ」
おばさんはそう言った。
「ありがとう、大切に使わせてもらう」
ガルシアさんはそうおばさんに向かって言った。
そして私達は部屋に向かった。
全員同じ部屋。
部屋
「ふぅ、よっと」
アズはベッドに寝転んだ。
「ヤミも薄着になりベッドで寝転んだらどうだ?」
ガルシアさんは私に向かって言った。
「うん。分かった」
私はするすると服を脱ぎ薄着の服装になる。
「ちょ!ヤミ恥ずかしくないのか?」
アズが顔を赤くさせている。
「何が?」
私はそうアズに聞く。
「いいじゃねぇか。本人はなんとも思ってないんだから。
俺も少し脱ぐか」
ガルシアさんも薄手になりベッドに横になる。
私もベッドに横になる。
するとアズが、
「ヤミは今はどう思ってるんだ?」
と聞いてきた。
私はプニに触りながら、
「少し驚いてる。今は少しだけ落ち着いたけど、私のパパは本当に自分で身投げしたのかな」
私は震える声で行った。
「きっと、ヤミが思ってることが正解だと思うよ。
僕もガルシアさんが嘘をついてるって思いたくなくて、でもきっと何かあると思うんだ」
アズはそう言った。
するとガルシアさんが起き上がり
「すまんな、嘘を俺はついた」
ガルシアさんが言った。
え?嘘?
「本当はお前の父親は呪い使いの奴にやられたんだ。
俺はもう息をしていないお前の父親と会った。
その手の平の中にお前の写真を握っていた」
ガルシアさんはそう言った。
「じゃあどうして嘘を!」
アズが起きあがる。
「本当の事を言うのは気が引けたからな。
すまん。だが、これが本当に本当だ」
ガルさんは言った。
私も起き上がり
「いいですよ。ガルシアさんの気持ちわかりますから。
それにこれで潰す敵が決まりましたし」
私はそう二人に向かって言った。
「呪い使い、一体何人居るんだろうな」
アズは唐突に言った。
「さぁ俺は何人いるかは分からん」
ガルシアさんは言う。
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セリフお願いするっす。
「女の子は悲しい顔は似合わないわよ。ほら、笑顔笑顔」
です。
マジでこのおばさん神だな。




