第三十ニ話 弱い所と謎の女
ガルシアさんがモリンと戦う。
私は不安に潰される。モリンの言葉が頭から離れない。
私はまたこの手でやるの?もう、やりたくないよ。
悲しい。
「僕の方から行くね。ウッドバレット!!」
モリンは木の枝を弾のようにガルシアさんに飛ばす。
「くっ!遠距離系か。なら、これで!」
ガルシアさんは難なく避けてポケットから銃を取り出し撃つ。
バンバン!
銃声が響く。
「おっととと。銃なんて使うなんて怖いなぁ。
でもさ、僕の技はこれだけじゃないよ。リーフフィールド!」
モリンがそう言うと地面に葉っぱが。
しかし、特に何かあるわけではなさそうに見えるが。
「ふん。何だこの葉っぱは。よくわからんが何もなさそうだしやるぜー!神速!」
ガルシアさんがそう言った瞬間
モリンがニヤッとしたのだ。
「!」
ガルシアさんが神速を途中で止める。
「あれ?どうしたんですか?神速使わないんですか?」
モリンがガルシアに向かっていっている。
「悪いな。お前このリーフフィールドって言ったか?やっぱり何かあるだろう」
ガルシアが言った。
するとモリンがひひっと笑い
「あ~あ、カンが鋭いなぁ。よくわかったね、そうこのリーフフィールドは動けばダメージを受ける。
まぁ、トゲがあるって思えばいいんじゃない?」
モリンは淡々と答える。
「でもさ、ガルシアさんだっけ?二人のこと見てないけど大丈夫かなあ!!ウッドバレット!!」
モリンは突然私とアズめがけて弾を飛ばしてきた。
「え?」
「まず」
弾は私達に向かって飛んでいき、そして当たるって思って私は目をつぶる。
私は悪いことをしたからバチが当たったのかな。
アズ、私は。
しかし、攻撃が飛んでこない?どうして?
そして目を開くと、そこには私達の前に立つガルシアさんの姿が。
しかも、地面には血が。
「くっ!まさか二人を狙ってきてたなんて。
ちくしょう。はは」
ガルシアさんは倒れる。
「ガルシアさん!」
アズはガルシアさんの元に走る。
腹には血が溢れていて止まりそうにない。
「回復魔法を!ヒール」
アズはガルシアさんにヒールを唱える。
しかし、あまり治っておらずヒールでは回復とは言えない。
「ヒール、ヒール」
アズは何度も唱える。
そして、
「ひ、ヒール」
アズは魔力が切れるまで唱えガルシアさんの上に倒れる。
「あ、アズ」
私は震える足をなんとか抑えアズたちの元へ。
「あのさ、僕のことは無視かな?」
モリンは退屈そうに葉っぱを見つめている。
なんてひどい人なの。
「二人の仇を討つ」
私は短剣を手に取り構える。
「次は君だね。確か震えた女の子だよね。
もしかして君がユズルをやったの?」
モリンは私に聞いてきた。
「!」
「あれ?その反応だと殺ったんだ!君がユズルを殺ったんだね。
君のせいでユズルの弟くんは死んじゃったんだよ。
どお責任取るの?」
モリンはにこにことした顔で私に向かって言う。
「せ、責任。私は」
私は短剣を地面に落とす。
私は、なんの恨みもない人まで殺ったんだ。
私は
「あらら、戦意喪失かな?まぁ、仕方ないよね。その手で斬ったんでしょ、ユズルを」
モリンは私に近づき
「う、うぅ」
私は涙があふれる。
「じゃあ死ぬだけじゃない?」
そのモリンの言葉の後に痛みが襲ってきた。
私は目をやると腹に短剣が。
それも私の短剣が腹に。
「くっはぁ」
私は倒れ、地面に血を吐く。
「ほらほら、どうしたの?僕達を殺りに来たんじゃないの?ほらほら、立って立って」
モリンは余裕そうな声で私に言っている。
私は、ここで墜ちるべき人なのかな?私は罪人みたいな人じゃん。
私は、ここで。
その時、
「サンダーアロー!!!」
突然モリンめがけて矢が飛んできた。
「くっ!」
モリンは後ろに下がる。
「だ、だれ?」
私は痛みを抑えながら顔だけを動かして見る。
そこには白い鎧をつけている女性が居た。
右手には弓を持っている。
ということはさっきの攻撃はこの人だろう。
「あれ?あなたは冒険者ランクAのユーキさんじゃないですか。
どうして僕に攻撃を?」
モリンはどうやらユーキと言うと人を知っているようだ。
「子供を殺そうとする人は私が始末します。
ウルトラヒール」
ユーキさんは私達に回復魔法を唱えた。
「さぁ、隠れでもしなさい」
ユーキさんは私達にそう言った。
「は、はい」
私はアズとガルシアさんを連れて、木々に隠れる。
「さぁ、呪い使いさん。対決よ」
ユーキはそう言った。
「いいよ。かかってきなよ」
モリンは余裕の表情。
まだ、何か隠していることでもあるの?
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あと見てくれている人はありがとうございます。
では、セリフを。
「じゃあ死ぬだけじゃない?」
です。
これはモリンのセリフです。
責任が取れないなら死ねと言っています。
これは最低最悪のセリフです。
ですが、敵側サイドの方から見れば普通なのでしょうか?




