第二十四話 神速
私達はその後少し眠りについた。
体が少しダルさを感じていた為。
私は、強くなりたい。誰かを守れるくらい強くなりたい。
あ、そう言えば、
私はポケットをなんとなく探ると玉が見つかる。
そう言えばこれ夢だっけ?そこでおにいちゃんからもらった物だ。
なんでだろう、最初もらった時より少し黒くなっているような?
私はポケットに玉をしまい、立ち上がる。
周りを見るとアンナちゃんやアズ、それにガルシアさんとお姉さんは眠っている。
「みんな寝てる。アンナちゃん、私は強くなりたいの」
私はそういい店から出た。
外は夜で夜空がキレイで見とれてる程だ。
その後少し歩き広場辺りにつく。
「ここでいいよね」
私は短剣を手に取り、
「はああ!!」
素振りを始める。
速く、速くもっと速くしなくちゃ。
数分後
「はぁはぁ」
よし、ある程度速くなったかな?
そうだ、あれの練習もしなくちゃ。
私は深呼吸して
「神速!」
私はすごいスピードで移動する。
速い!呪いの力を開放してないからかな?
くっ!体が!
私は止められず壁にぶつかる。
「がっ」
はぁはぁ、これは呪いの力を解放しないと体が保たない。
それに、これをアンナちゃんはもっと速いスピードで出来るんだ。
私は遅い。
そうつぶやき立ち上がると、アンナちゃんが立っていた。
「!、あ、アンナちゃん」
私はびっくりして息が止まりそうになる。
アンナちゃんは私に近づき
「外、出たんっすね。ザンギャクが居るかも知れないのに。
強くなりたい気持ちはよく分かるっす。私もヤミちゃんのように強くなりたいって思ったことあったっす。
でも、そこで大切なものを失っちゃったっす」
アンナちゃんは首飾りのフタを開ける。
そこにはアンナちゃんの家族と思われる人が写っていた。
「これはアンナちゃんの家族?」
私はアンナちゃんの顔を見る。
アンナちゃんは静かに頷く。
「私はね、強くなりたかったっす。何かを守るって考えていたっす、けど私は守れなかったっす。
家はめちゃくちゃ、パパとママも。
大切な者を守ることはいいことだけど、本当に守らないといけない人から離れるのは良くないことっす」
アンナちゃんはそう答える。
「ごめんねアンナちゃん。戻ろっか」
私はアンナちゃんの手を繋ぎ、歩こうとしたとき!
「待ってっす!」
アンナちゃんは私に強い口調で言った。
私はビクッとして足を止める。
「そこに居るのは誰っすか?」
アンナちゃんは月の光が当たらない場所に向かって言った。
何か居るのかな?ま、まさか!ザンギャク!
私も警戒する。
すると、一人の男が姿を現した。
見た目は冒険者のような服装。顔がカッコいいイケメン。
「あらら?見つかったみたいだね。そこの君凄いね。
僕の気配消しを気づくなんて」
男はにこにことこちらを見ながら言ってきた。
何なのあの人は不気味。
「私はある程度の強さはあるし、気配消しの敵も倒したことがあるからわかるっす」
アンナちゃんは男に向かって言う。
「でもね、今は君には用は無いんだよね。
もうひとりの女の子の方だよ。怯えてるのかな?」
男は私の方を見た。
何?私に用って呪い使いの可能性が高い。
逃げる?いや、逃げても良いけど逃げ切れるか?
「私になんの用?」
私はびくびくしながら男に向かって言う。
「怖がらないで、僕は君たちと同じ部類だ。
呪い使いを殺したいんだよ」
男はそう私に向かって言った。
呪い使いを殺す?ということはこの人は私の命を狙いに来たとか?
「どういうこと?」
私はそう答える。
「ザンギャク、そいつを倒したいんだろ」
男はそう答える。
ザンギャクを知っている。ということは、どういうこと?
「そうよ。私は仇を取るために呪い使いを殺すの。
あなたの狙いは何かしら」
私は男に向かって聞く。
「僕の狙いは呪い使いの撲滅。子供だろうと女の子だろうとね」
男はにっこりとしている。
不気味、怖い。
「私を殺りに来たの?」
私はそう聞いた。
「君が呪い使いなら殺ると思うけど、君は呪い使いを倒しているね。
だから、殺すのはしないかな。
それに君の仲間にかわいいお姉さんが居るじゃん。
その子と付き合いたいなってね」
男はそう答える。
は?お姉さん?アズのお姉さんの事かな?
それに付き合いたいって、そんなのいいのかな?
「どおしようアンナちゃん」
私はアンナちゃんに聞く。
「まぁ、悪い気配はしないっす。連れて行ってあげたらどぉっすか?もしもの時は私があの男の首を切り落とすっすから」
アンナちゃんはそう静かに私に向かって言う。
そうだよね。アンナちゃんは私より強い。
心強い。
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それでは今日のセリフを!
「本当に守らないといけない人から離れるのは良くないことっす」
です。




