第二十ニ話 ガルシアとアンナ
僕は二人を連れて店に向かった。
その時に名前を聞いた。
男の方はガルシアさんで、女の子はアンナと名乗った。
二人は冒険者らしいのだがザンギャクによって村を壊滅されたらしい。
ザンギャク、絶対に許せない。
僕達は店に着き店の前にたち、は?と思った。
そこには何やら黒い壁がある。
それも扉があった場所に。
「何、これ?」
僕は近づいて見てみる。
そして、これが呪い関係であることが分かった。
それは、手を近づけると分かる支配されるような感覚になる。
僕は黒くなっていない壁の隣を叩き、
「ヤミ!ねぇーちゃん」
と聞いてみる。
すると中から声が聞こえた。
「あ、アズ!アズなのね!チョット待ってて」
中からヤミの声が聞こえたので少し待つ。
すると、
黒い壁がす~と消える。
は?何だ?!一体何が。
僕達は店に入る。
中はキレイにされていて、窓際には花瓶が置いてあった。
「ヤミ、これは一体?」
僕がヤミに向かって聞いてみる。
「あ、これはね。私が出した壁だよ。
自分の呪いの力を壁として現しただけだよ」
ヤミはそう答える。
僕の頭では理解が追いつかないので、呪いの壁として頭に入れておこう。。
「そ、それでこの人たちは?」
ヤミが少し警戒した目でこちらを見てくる。
「あ、この人たちは学校で出会った人だよ。
悪い人ではないから安心して。
この男の人がガルシアさん。黒剣を使っている人だよ。
それで、この子がアンナさん。ガルシアさんの子供だそう。
語尾がっすなんだけどね」
僕は優しくヤミに接する。
「君が呪い使いのたまごっすね。さっき紹介された通りっすけど語尾はっすなんす、女の子っぽくないけどよろしくっす」
アンナはヤミに手をのばす。
ヤミはゆっくりとアンナの手を繋ぐ。
「怖がらなくてもいいっすよ。
ガルシアさんのほうが怖いっすから」
アンナはヤミに笑顔で接した。
「誰が怖いって?俺はガルシア。冒険者だ。
呪い使いのたまごなんだろ。
時間があるときに手合わせを頼む」
ガルシアさんはヤミに向かって言った。
「う、うん」
ヤミはびくびくしながら言う。
その後、僕はヤミから僕のねぇーちゃんが奥で寝ているって聞いたので行ってみる。
そこでは、眠っているねぇーちゃんの姿が。
「ねぇーちゃん、僕はねぇーちゃんもヤミも絶対に守るから安心して。
呪い使いなんて全部殺してやるから」
僕は寝ているねぇーちゃんに向かって言った。
「ねぇーちゃん、ゆっくりと休んでて」
僕はそう言い部屋から出る。
「・・・、バカアズ」
お姉さんはそうベッドの中でつぶやいた。
僕はヤミのもとに戻ると何やら話している。
「どうした?作戦会議でもしてるのか?」
僕は冗談交じりに聞いてみる。
すると、ヤミが振り返り
「うん?作戦会議じゃないよ。剣の研ぎ方を教えてもらっているんだよ」
ヤミはそう答えた。
確かにガルシアさんの近くに剣が置いてある。
親交は良さそうだ。
近くの広場跡
僕達はその後ガルシアさんに特訓を教えてもらうことにした。
やっぱり強さがなければ誰ひとり守れない。
力がすべて、そう僕は思い込んで居たのだが、
「アズはなぜ力だけで勝てると思った?
確かに力は大切だ。何事にも力は必ず必要になる。
しかし!!気持ちも大事だ。
何事にも暗い考えなら力が強かろうと、気持ちに押し負け負ける。
だから、考えることは一つ力と気持ちその2つを心に決めて剣を振るうのだ。
そうすれば、何事も上手くいく」
ガルシアさんは背を僕に向けたまま言った。
力と気持ちか。僕にはまだ足りないのかな?
急にガルシアさんが振り返り
「ヤミ、ここで俺と戦え」
とヤミに向かって言った。
「え?!」
ヤミは驚く、そりゃ当然だろう。
「そんなに驚くことかい?特訓はとても大事だ。
何事も積み重ねが強さや心を強める。
さぁ剣をとれ」
ガルシアさんはそう言い空間から剣を出す。
僕が戦ったときと同じ剣。黒くて、なんだか吸い込まれそう。
「わ、分かりました」
ヤミは覚悟を決めたのか、短剣を取り出す。
「ちょ、まて。短剣で戦うつもりか?」
ガルシアさんがヤミに聞いてくる。
「え、えっと短剣しか武器がなくて。
確かユズルと戦っていた時は先生から長い剣を渡されたけど、アズ知らない?」
ヤミは僕の方を向く。
そう言えば先生が渡していたな。
確か、教室に置いてはなかったな。
となるとどこえ行ったんだ?
「う~ん、どこに行ったか分かんない」
僕はそう答える。
「短剣だとデメリットが多い。
それでも、短剣でやるのなら相手をしてやるがな」
ガルシアさんはヤミに向かって言う。
「私!短剣で戦います!デメリットが多いかもしれないけど、それでもこの探検でやりたい!
お願いします」
ヤミは頭を下げる。
「分かった、気持ちは受け取る。
そして、勝負も受け取った。
手加減はするが、ヘマをすると死ぬかもしれないから、手は抜くなよ」
ガルシアさんはそうヤミに向かって言った。
「はい!」
ヤミは元気な声で言う。
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後書きになにもないのはつまらないので、
この話で良かったセリフを。
「考えることは一つ。力と気持ちを心に込めて剣を振るうのだ。
そうすれば、上手くいく」
です。




