第二十話 呪いの力
ヤミ側
アズは私の武器を取りに学校へ向かった。
私は武器を持っていないからお姉さんとお留守番。
アズが帰ってくる前に店の中の整理を。
「お姉さん、これはどこに置いたらいいですか?」
私は足の折れた椅子を持ち見せる。
「あ~、それはねここに置いといて」
お姉さんは、店の隅を指差す。
「はい」
私はそう言い持っていく。
店の中は椅子や机が何個か使い物にならないことになっている。
店の中に入ってきたってこと?
「お姉さんは倒れたんだよねここで、でも椅子とか机が折れるって事は誰かが入ってきたってこと?」
私はお姉さんに向かって言う。
「そうよね、何者なのかしら。
見た感じ何かを盗まれたような後は無さそうだし、
むしゃくしゃしていたのかしら?」
お姉さんはそう私に言った。
その時、
ぐきゃあごあー!!!
魔物のような声が外から聞こえた。
「何?!」
私は音を立てずにこっそり窓から覗く。
「!」
なんと外には魔物がうじゃうじゃと居る。
五匹とかそういうレベルじゃない。
「ど、どうしよう」
私はお姉さんの方を見る。
お姉さんは、ただタジタジしていて戦うなんて事は無理な話だ。
「気づかれたら終わり、どうか気づかれませんように」
私はそう小声で言いながら願う。
しかし、相手は魔物。人間が居そうな場所は分かっている。
「きゃあー!!!」
外から悲鳴が聞こえた。
どうやら家の中に隠れていた人が襲われたようだ。
「はぁ、はぁ、はぁ」
私の息はどんどん荒くなっていく。
お姉さんの方を見るとへニャリとしゃがんでいて怯えている。
そして、
ドンドン!
扉を叩く音が聞こえた。
「や、やばい!お姉さんを運ばないと!」
私はお姉さんの方に走り、目一杯の力でお姉さんを奥の部屋に連れて行った。
「これでお姉さんが襲われるのは私がやられるかだけ、ここで食い止めないと!」
私は呪いの力を解放する。
今はこれしかない!でも、やりすぎは体に負担になる。
そして、ドガーン!!!
扉が壊され魔物が入ってきた。
そして私の方を見てニヤリとしている。
「私が殺らないと!はぁはぁ、倒さなくちゃ!」
私の鼓動が速くなる。
絶対にやられない!油断もスキもなく全力で行く!
「呪たちよ!あの魔物たちに死を!!」
私は魔物に向かってそう言う。
すると、魔物が苦しそうにもだえ始めた!
よし!効いてる!
このまま呪い殺してやれば魔物は、あははは!!!
私は呪いの力を強め魔物を殺す。
私の前でなにもできずに苦しんでいく。
なんて最高な気分!これが呪い、あはははは。
そして、呪いの圧倒的な力で私はおかしくなりそうになった。
でも、何故か狂いはしなかった。
そして、家に入ってきた魔物はすべて呪い殺した。
「扉の所に何かバリアを張らないと。
う~んと呪いフィールド!てきな?」
私はそういったその瞬間扉があった場所に壁が張られる。
な、何!何が起きたの?
私は理解が出来ない。だって子供だもん。
私は壁近づきに触れてみる。
触ると感触がある、壁のように硬いのかと思いきや少しやわらかく何故か安心する。
「はぁ〜、ひとまずはこれで安心かな?」
私は一呼吸してお姉さんの元に。
お姉さんは布団の中でぶるぶると震えていた。
「魔物は倒しましたよ。壁も張ったので大丈夫です」
私はお姉さんに笑顔で言う。
「ほ、ほんと?」
お姉さんが聞く。
「うん」
私は静かにうなづき、部屋から出る。
「くっ!」
私の体に呪いの力が溢れる。
何?呪いの力が抑えきれない。
はぁ、はぁ。私は息を荒らげながら近くの水を飲む。
「はぁ、はぁ」
なんとか落ち着いたみたい。
使いすぎて暴走でもしたのかな?
そんなの聞いたことないけど。
コメントと評価お願いします。




