第十九話 瓦礫の中に
アズ側
僕はアズ、ヤミの武器を取りに学校へ向かう。
そして、また学校を見ても思うことがある。
くそ、僕が強ければと。
僕は校舎内に入り状態を見て回る。
キレイだった教室は無残な姿と変わり果てていた。
「どうして、なんで」
僕ははそう言い歩く。
そして、階段を気をつけて上り、僕達の教室まで歩いた。
きれいだった花や花瓶は粉々、窓ガラスもバリバリに。
ここが前まで普通に使っていたと思うと不思議と思う。
そして、教室に着き教室内を探す。
よく探してみると、瓦礫の下に何やらあるみたい。
僕は時間をかけて瓦礫をどかしてみる。
そこにはヤミの短剣があった。
「見つけた。これでヤミも安心するだろうな」
僕は武器を拾い上げ、カバンにしまう。
そして、帰ろうとしたとき!
教室の出口に男と女の子が居た。
「誰ですか?」
僕は声をかける。
でも、こんな学校に来ている人は怪しい人しか居ない、だから、警戒しながらね。
「君、呪い使いのたまごの仲間だろ。
手合わせ願うが」
男はそう言い鞘から武器を出す。
何だこいつ、呪い使いの一人か?
ザンギャクではないやつか?
「なんで手合わせをするんですか?僕は子供ですよ。
危ないことは嫌いなんです」
僕はそう男に向かって言う。
「嘘つきっす、戦いなれてるっすよね。
私達はあなたともうひとりの人を見てきたっすから。
嫌いなのは分かりますが、そこをなんとかお願いしまっす」
女の子は頭を下げる。
男はぼーとこっちを見ている。
何だこの人たちは?それに見てきたってことはどこかから見ていたってことか、
そうなると呪い使いの一人の可能性は高い。
「うーん、分かりましたけど怪我とか、殺しとかはやめてくださいね。
僕にも夢があるんですから」
僕はそう二人に向かって言った。
そして、僕と男、そして黄色髪の女の子は広いグラウンドへ移動し、
男と距離を取る。
「言っとくが俺は子供だろうと本気でやらせてもらう。
殺しや怪我はさせないつもりだが、油断すると怪我するからそこだけは理解してくれ」
男は僕に向かってそう言った。
「分かりました。
では」
僕は空間から銀色に輝く剣を取り出す。
「ひゅー、子供なのに空間収納できるなんて、中々やるな。
だがな、俺も」
男はそう僕にいい
空間から剣を取り出した。
色は黒、でも見た感じ中々使い込まれていそうな剣だ。
油断なく行こう。
「いいすっか?でははじめっす」
女の子はそう言った瞬間
男が一瞬で僕の目の前に現れ斬りかかる。
カン!
僕は剣で応戦する。
まさか、一瞬で僕の目の前に来るなんてどんな技を使ったんだ?
剣同士ぶつかりギチギチと音をたてる。
「やるじゃないか。俺の剣を止めるとは大したやつだ。
だがな!はああ!!!」
男は剣に力をこめる。
「くっ!お、重い!なんて重さなんだ!」
僕の手がどんどん押される。
そして、
「おりゃ!」
男は渾身の力で僕を吹き飛ばす。
「うわあー!」
僕は吹き飛ばされ背中を強打する。
「がはぁ!」
口から血が出る。
何だよ、子供が大人に勝てるわけないじゃないか。
僕は直ぐに起き上がり態勢を整える。
男はこちらに剣を向けて待っている。
余裕そうな顔、ムカつく、力の差は明らか分かっているのに、余裕そうな顔をするやつは僕は嫌いだ。
「ふざけるな、分かってるだろ力の違いを!子供が大人に勝てるわけないのに」
僕は声を出し、怒りを出す。
男ははぁとため息を吐き、
「男が情けないこと言ってんじゃねぇよ!
男はな何かを守るために強くなるんだ。
俺もそうだ、こいつを守るために強くなった。
お前だってそうだろ!
守りたいんじゃねぇのか?大事な幼馴染みを」
男はそう僕に向かって言った。
そうだ、僕は男だ。
ヤミをねぇーちゃんを守らないといけないんだ!
だから、僕には力が!
その時、僕の体から力が溢れてきた!
これは一体!?
「どうした?やるか、やらねぇーかどっちだ?」
男はそう聞いてくる。
僕の答えは決まっている。
「やるよ、僕は二人を守るために」
僕はそう言い剣を男に向ける。
コメントと評価お願いします。




