第一話 はじめのターゲット
時間はチクタクと経っていく、時も同じように。
思いや、憎しみ、そして復讐の思いは時間が経ったとしても中々消えない。
そして、授業も終わり帰りの時間。
「ヤミ、帰ろう」
アズが話しかけてきた。
私は振り向き
「そうだね。でも、ちょっとまってね。
殺したい相手が居るの。いい?」
私はアズの耳元でこっそり言う。
「人殺しはダメだろ?それに何されたかにもよる」
アズはそう聞いてきた。
「そいつは私たちと同じ癖に酒を飲んで、夜遅くに外で金を奪っているって聞いてね」
私はアズに目でうったえかける。
「そうか、それは良くないな。酒を飲むのは自由だが、金を奪うのは良くない。
死刑だねそいつ」
アズはクスッと笑う。
私も釣られて笑う。
「ねぇ、あの二人何で笑ってるんだろう?」
女子がそう呟く。
「多分、何か良いことでもあったんたんじゃない?」
男子がそう言う。
アズは自分達の回りを見て、
「おっと、これは。・・・ヤミ帰るよ」
私はアズにつられて、学校を出る。
つられてながら見てたけど、クラスメイトから変な目で見られていた、いや、恥ずかしい。
そして、夜になる。
夜はみんなが寝静まる。悪い子は起きてるだろう。
「着替えよ~」
私はアズの服を持ち、アズに話しかける。
「了解」
アズは私が持っている服を受け取り着替える。
私も夜の服に着替える。
「あ、顔バレる。どうしよー!」
そう、フードを被っても顔はバレちゃう、そんなことになったら、私は終わりね。
アズはため息をはき、渡してきた。
「はぁ、はいこれ」
渡されたのは目の周りを隠す仮面。
めの部分は穴が開いてるので見える。
いや、まぁ、開いてるのが当然か。
「ありがと、アズ」
私は仮面を着ける。
ふふふ、これならバレないし、あんしーん!
「さ、行くんだろ」
アズが私に聞く。
「うん、いこう。
夜の私たちに敵は居ないからね)
私たちは家から出て、町にいどうする。
正直、魔物とか出てくるけど、興味ないから逃げてる。
そう、走りながら色々と考えていると町に着く。
そして、屋根の上を走る。音を立てず、静かに移動、獲物は逃がさない。
見回っていると、
「あ、居た」
私たちは少ししゃがみそいつを見る。
「あいつはクズヤじゃん。
クズって入ってるからクズなのか。
ふん、ここはヤミちゃん一人でできる?」
アズが私に聞いてきた。
「いいよ。見ててね」
私はそう言い屋根からスッと降りる。
「うん?お前は誰だ?」
こちらに気づいたクズヤ。
でも、私ってことは分かってない。
「あなた、人から金を奪っているのね。
やめたらどうなの?」
私は聞いてみる。
すると、
「は?金は奪うものだろ。それになんだその服装。
変すぎるだろ」
クズヤは私に向かってバカにする。
「悪意の塊ね。
じゃあ、バイバイ」
私がクズヤに手を振る。
すると、
「うぐっ!な、く、苦しい」
クズヤが胸を押さえて倒れる。
「直ぐに楽になるわ、あなたは悪しか感じないからね」
私はクズヤの方を見て言う。
「な、何をし、た」
クズヤは苦しそうに胸を押さえる。
「あなたは知らなくてもいいことですよ。それではおやすみなさい」
私はそう言った瞬間、
「う、うがぁ」
クズヤは口から泡をふいて、白目になって倒れている。
「ふふふ、殺れたわ」
私はクズヤの体を見て、屋根に飛び乗った。
跳躍力が高いのは元からだ。
「見てたけど、ホントに言葉言っただけで死んだな。
僕には真似できないよ」
アズは少し驚きながらも、落ち着いている。
「そう。これがヤミちゃんののろい殺しですよ」
私は笑顔で答える。
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