第十五話 呪い使いの一人ユズル
呪いとか私はよくわからない。
けど、危ないものなのだと今は分かる。
学校内
私達はいつも通り学校に来る。若い頃から色々勉強は大変だけど自分のためだもんね。
「今日の授業ダルいから寝ようかな」
アズはいつも通りの感じで私に声をかける。
「だめだよ寝ちゃったら先生に怒られるよ」
私はそう注意する。
私がそう言った直後!
ドガーン!
教室の扉が吹き飛んだ。
そしてそこに居たのは一人の男の子だった。
ショートヘアのキレイな赤髪。服装はどこにでもありそうな一般の服。
クラスのみんながそちらを見る。
そしてその男の子は教室に入り、
「君がヤミでそっちがアズだよね。
君たちを殺しに来た」
男の子はそう私達に向かって言った。
どういう事?私達を殺す?なんで?意味がわから!
まさか!呪い使いの一人なのかな?
「誰、君?私もアズもあなたに会ったこともないから殺される理由は無いのだけれど」
私は少し警戒しながら男の子に向かって言う。
男の子はふーんと言い続けて
「君は倒されるべき人間なんだ。君が知ってるか覚えてるか分からないけど、アレス?知ってるでしょ」
男の子はそう言った。
私はその男の子の発言で呪い使いの一人だと分かった。
アレスは私の二人居たおにいちゃんの一人の名前だ。
こいつ!
「私のおにいちゃんだけど、まさかあなたが殺したの!」
私は怒りを見せる。
「待て待て、僕はその人に会ったこともないし、見たこともない。
上の人から聞いただけ。
あ、自己紹介がまだだったね。
僕の名前はユズル。ユズル・アニマ。
もう気づいてるかもしれないけど一応言うね。
呪い使いの一人、悲しみの使い手さ」
男の子はユズルという名前で、悲しみの使い手?
悲しみ?感情だよね?警戒を強めるか。
「それで、ユズルなんで俺たちを狙う、ヤミのお兄さんが関係しているのか!」
アズは声を荒げユズルに向かって言う。
「それは教えられない。知りたければ僕に勝つことだね」
ユズルは余裕そうな顔でこちらを見つめる。
すると、
「みんな、教室から出なさい!ヤミちゃんもアズくんも」
先生が声を出して私達の手を繋ぐ。
「ダメ!マナミ先生相手は呪い使いの一人だ!死んじゃうよ!」
アズは先生の顔を見て言う。
私も先生の顔を見る。
「生徒を守るのが先生の仕事なのよ。呪い使いなんて私が倒すんだから!早く出なさい!」
ロングヘアのマナミ先生が声を荒げる。
いつもはこんなに声を荒げるような先生ではないのに。
私達はビクッとして他の生徒と同じように教室から出る。
「何?僕とやる気?良いけど普通の人じゃ僕に勝つことは不可能だけど。
死ぬ気なら別に僕は相手してあげるけど」
ユズルはマナミ先生の方をじ~と見つめる。
先生、勝てるわけ死んじゃ嫌だよ。
「私は死を恐れないわ。生徒のために死ねるなら本望よ。
だけどね、私も簡単には死なないわ」
先生はそう言い何も無い空間から銃を取り出す。
「わーお、空間収納かな?なら僕も!」
ユズルはマナミ先生のマネのように何も無い空間からじわじわと剣を取り出す。
剣対銃!圧倒的先生の方が有利だけど相手は呪い使いの一人。
簡単には勝たせてくれないと思う。
「剣で戦うなんてハンデをくれたの?」
マナミ先生はにっこりとほほえみユズルに向かって言った。
「違うよ。ただ剣の方が痛めつけやすいからね。
切り傷をつけて、切り落としてあげる。
そのキレイな手も足もそして顔もね」
ユズルはマナミ先生に向かって剣を向ける。
このユズルって子はやばい!先生が!
私は教室に入ろうとしたとき!
「教室に入らないでヤミちゃん!」
マナミ先生がそう言った。
どうして?私もアズも一緒になって戦えば勝てるかもしれないのに!
「どうして!」
私はマナミ先生に聞く。
すると、マナミ先生はこちらを見て
「生徒には怪我をしてほしくないの。
未来がある生徒たちだから。
私の大事な生徒だから」
マナミ先生は静かにそう言った。
よく見ると目には涙をうかべている。
「先生!」
すると、アズが教室に入り先生と言う。
「悪い、マナミ先生僕達の相手なんだ。
先生の援護は僕がやる!
ヤミ!」
アズが私の方を見る。
そうだよね、アズも同じ気持ち!
私は教室に入りマナミ先生の前に立つ。
「君たち!」
マナミ先生は私達に強い口調で言う。
「ねぇ、そろそろやってもいい?」
ユズルはだるそうにこちらを見ている。
「怪我だけはしないでね」
マナミ先生は私達に向かって言った。
先生、私とアズはユズルに勝ちます。
私は短剣を取り出しユズルに向ける。
「お、やる気みたいだね。
じゃあ始めよう」
ヤミ&アズ(マナミ先生)対ユズル
この勝負!
私達が絶対に勝つ!
負けるわけには行かない!
私がヤミちゃんとアズくんをフォローしてあげないと。
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