EX6 ハンバーガー転生21
お家に帰る。昼間っからダイニングでハンマーが1杯やっている。スパインが切り出す。
「アリサ・ミジシッピ、ハンマー、オンブル、あなた達はなぜ帰ってこないんだ」
「オンブルはいないだろ?」
「……ここに……」
「うわっ!!」
机の影から出てくる。
「いたのか!? いつから!?」
「……休みの日に来ていました……」
「このあいだ転移魔法陣の設置も完了したし、来やすくなったなとは思っていたけど」
「……いえ私は夜のあいだに影走で……」
「王国とタスレ街を行き来してるのか!? めちゃくちゃ遠いぞ!」
「……見回りも兼ねて……」
「来たら教えてくれよな」
「……はい……」
ハンマーが仕切り直す。
「この街は俺が手がけた、メンテにゃ俺が必要だ」
アリサも続く。
「私はバーナーの先生をやるよ」
「……なんですか、王国を守る使命はどうしたんですか? アリサ、あなたが一番そうだったじゃないですか?」
「両立できるって大丈夫大丈夫」
俺が仲裁に入る。
「アリサ先生は俺がずっと0で対応させていたせいで100が出にくくなっているんだ、すまない、本当にすまないと思っている」
「0? 100? ……まぁそういうことならいいでしょう、他の方の処遇は王さまにお任せするとして、とにかく私が来たのです、しっかりと守らせて頂きます。冒険者ギルドでクエストを受けたりそういった危険な行為は以後控えてください」
セーフ、稼いどいてよかった〜。
「たしかに結構危ないことしたかも、気をつけるよ」
危険な魔物はだいたい片付いたし、神さまも見つけたしでしばらくは安泰だな(このあとラゼを引き取りに行った)




