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異世界で鍛冶屋になったので、現世の武器で革命を起こすことにしました  作者: ブレイド
第一章「シュベルト・カリバー」製作編
8/11

黒き剣

第1章完結です。

 マナタイトストーンをジャックから貰った一。いよいよロングソードを造ろうとするが、


 「あ、冒険者ギルドに登録しないと武器販売は行えないんだった・・・」


 そう言うやいなや一は冒険者ギルドに向かった。


 ギルドの中で商業者ギルドと同じように説明を受けた。纏めると・・・


 ・冒険者ギルドは国を超えた組織である。

 

 ・冒険者のランクは次のとおりG~Sまである。

  (低)F→E→D→C→B→A→S→SS→SSS(高)

 

 ・冒険者の受けられる依頼は、自分のランクの依頼のみである。

 

 ・依頼を失敗した場合は違約金(1000メイヤ)が発生する。

 

 ・冒険者ランクにより定められた一定期間内に依頼を受けなければ冒険者ギルドから登録を抹消される。一度抹消された場合、その都市のギルドでは、二度目の登録が禁止される。

   F→1か月以内

   E・D→3か月以内

   C・B→半年以内

   A・S→1年以内

   SS・SSS→3年以内

 

 ・殺人、略奪等をした場合は冒険者ギルドから除名処分となる。

 

 ・冒険者同士の私闘、賭けごとは禁止。

 

 ・冒険者のケガ・死亡、トラブルについては冒険者ギルドは一切責任を負わない。


 商業者ギルドに比べて随分規則が厳しいと思いながら、武器販売の許可を取りたいと受け付け嬢に告げると、

 「武器販売ってことは・・・鍛冶師志望なの?若いのに珍しいわね。私はアンナ。これからよろしくね、少年君。」


 「あのー名前、登録用紙に書きましたよね・・・」


 「うん。でももう私の中ではもう少年君は少年君なんだよっ。」


 そんなやりとりをしながら、SSSランクの冒険者はこの世界には1人しかおらず、SSランクとSランクも世界に10人いるか、いないからしい。なので、実質Aランクが最高ランクだと言うのを聞いた一。

 

 登録が終了し、最低のFランクからのスタートとなった。まぁ武器を売るためだけにギルドに登録したので、ランクはそんなに意味はないなーと呟く一だった。

 

 帰り道に本屋で「基礎魔法全集」(1500メイヤ)を購入した一。


 小屋に戻った一は改めて炉を造るための作業を開始した。


 ジャックにもらったマナタイトストーンを握りしめ、「基礎魔法全集」に書いてあり、炉を造るための魔法を口にする。


 「万物よ・我の願いに応じ・形を変えよ!『モデルチェンジ』」


 この魔法は『モデルチェンジ』と言う魔法で、物体の材質・構造を組み替える効果がある。


 『モデルチェンジ』でハードブロックを積み上げた物を簡易的な炉を造りだした一。さらに、


 「精霊よ・魔力の恩恵を宿せ!『エンチャント』」


 この世界には、「属性魔力」と言う 火 水 風 土 雷 氷 光 闇の魔法を発動するための特定の魔力が存在する。『エンチャント』は「属性魔力」を物質に付与できるようにする魔法である。


 この2つの魔法をかけてやっと「魔力式鍛冶炉」が完成した。


 「よし、じゃあ造ろう!」


 炉の中に火の魔石を投げ込む一。するとエンチャントされた炉に火の魔石が反応して音を立てて燃え上がった!一は驚きながらノーマルメタルを『モデリング』して先端が四角くなっているシャベルを作成。また、『エンチャント』で耐熱性を上げ、ノーマルメタルを乗せたシャベルを炉の中に差し込んだ。


 ノーマルメタルはみるみる赤くなっていき、少し溶けてきたのでシャベルを炉からひき抜く。熱くなったノーマルメタルの中にマナタイトストーンを埋め込み、手に持った「ハンドハンマー」で剣の形に加工していく。丁寧に造りたいと思う一だが、ノーマルメタルは冷めて、固まるのが早いので時間との勝負なのだ。


 「で、できたぁ。」


 そんな声を上げた一の手元には、黒く輝くロングソードが存在した。


 「な、名前付けなきゃな・・・」


 そう言った一の頭には一つの名前が思い浮かんだ。


 「シュベルト・カリバー」それがこの剣の名前だ。


 「これから始まるんだ・・・俺の鍛冶道がな!」

 

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