表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/11

一のリスタート

プロローグ完結編です。

 

 「は?」

 

 一は変な声を出してしまったことを反省しながら神様・・・エルゼに尋ねる。


 「いやいや待て待て待て待て待て・・・どうゆうこと?」


 「人の話は最後まで聞こうねー。」


 エルゼにたしなめられ、一はエルゼの言葉を待つことにした。


 「君が鍛冶師になるための方法はただ一つ・・・異世界転生することよ!」


 「異世界転生って、ライトノベルとかでよくあるやつみたいな?」


 「YES!その通り!さらに転生するときに特典もあげちゃうよー」


 少し悩んだ後、一はこう言った。


 「じゃあ、俺のいた世界とこれから行く世界の武器の造り方を全部纏めた端末みたいのをもらえますか?」


 一の言葉を聞くとエルゼは引きつった笑顔を浮かべ、


 「君って・・・案外欲張りだよね・・・。」


 「あ、無理ならいいんですけど・・・。」


 「ノンノン!全然オッケーだよ!端末ってことはスマホみたいなかんじで良いのかな?」


 「あ、できればタブレットみたいなかんじで。スマホじゃなくてタブレット派だったので。」


 「オッケー。あ、言語の事は心配しなくて良いからねー。じゃあ練成するからちょっと待っててね。」

 

 「あ、現世での俺の扱いってどうなるんですか?」


 「ん?あぁ、そりゃあ死人でしょ。ちなみに君の父親は警察に逮捕されて、妹さんは親戚に保護されてるよー。」


 練成中なのでこちらは見ないがそれでも丁寧に、そして妹のことまで説明してくれた事に感謝する一だった。


 「よし!できた!はい、一君。じゃあ、お別れかな。あっちの世界にはあんまり干渉できないし。」


 「なにからなにまで、本当にありがとうございました。あっちの世界でも精一杯がんばります。」


 転生特典である「ウエポンタブレット」を受け取り、感謝の言葉を告げる一。


 「うん。じゃあいってらしゃい。」


 エルゼがそう告げると、一の体が浮き上がり突然現れた次元の裂け目に吸い込まれた。






 一が目を覚ますとそこには見たことのない景色が広がっており、一は自分がやっと異世界に来たことを実感した。


「ここからが俺のリスタートだ。」


 一はそう呟くと目の前に見える町へと歩き出した。

 

誤字・脱字・感想はコメント欄にお願いします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ