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幼年期 七話 『日々と成長』

ガバガバ設定になっていたらすいません。

朝、お母様と起きてかまってもらい、その後入れ替わりでアゲダさんが来て面倒を見てくれる。そして、疲れたら寝る。もし、夜中に目覚めてしまったら浮遊魔法の研究をする。このサイクルにたまにお父様やマーゴットさんが加わったり、見知らぬ貴族に顔をだしに行く機会があったりとしたが約一年半このような生活を繰り返していた。


無論、早い段階でおしめをすることや母乳をとることは卒業した。母乳を卒業したときになぜかお母様とアゲダさんが少しだげ悲しんだ顔をしていたのを覚えてる。


そしてその後は、だいぶ体も動けるようになり、俺は食事と睡眠、家族やアゲダさんたちとの団らん以外のときは書物庫に引きこもる毎日を過ごした。そのおかげか、まだ文字はかけないにしろ読める程度まではできるようになった。引きこもるといってもさすがに人脈はできる。いつも美味しいご飯を作ってくれる気前のいい男性料理人のペッツさんや、度々屋敷に訪問してくる中年後半だがしっかりとした体型をしているこの領内の騎士団長のダリエルさんだったりとかだ。グラン家が善政をしている影響か自分がただ小さいからなのか理由はわからないが出会う人全員が優しく接してれた。


熱心に読書したのは魔法についての本で魔法の知識はある程度ついたと思う。魔法には火炎の赤、水の青、自然の緑、電気の黄、癒しの光、暗黒の闇、それら以外の白魔法が基礎となっており派生してさらに他の魔法へと繋げることができる。例えば俺の浮遊魔法だったら白魔法といった感じだ。


そしてその七つの魔法を圧倒的にしのぎ、混合した極魔法というのがあるらしい。しかし、それを習得するのは生まれつきの才能というやつで使える人は世界に数えるほどしかいないという。しかし、極魔法ほどではなくとも魔法は経験を積むほど上達していくもので極魔法に近づくことはできるらしい。でもそれは矛盾している。極魔法だって魔法なんだから経験を積めば上達してしまうからだ。きっと極魔法を使えない人たちへの慰めなんだと俺は思った。


魔道具というものがあることも知った。魔道具は魔石と呼ばれるものを原動力に水を出したり、火をだしたりする万能機能で魔法を使えない者も重宝している代物だ。そこで前々からお風呂の水はどこから来ているんだろうという疑問が晴れた。


書物を漁ってると魔法入門編という本があったので試しにやってみると俺は赤と黄、白魔法が使えることがわかった。その他の魔法は全く使えなくて落ち込んだが、その三つの魔法の慣れは早くてその日の内に入門編で扱われる魔法を習得してしまった。


発声は練習はしていたのだがまだ「アゲダさん」とか「ご飯」とかくらいの単語しか言えなかった。


それからさらに一年半が経過し、現在に至る。まだ舌ったらずだが流暢に喋れるようになり、文字も書けるようになった。お母様やお父様に「屋敷から出て遊んで来ないのかい」とか言われたこともあったがそんな時間も惜しいくらい俺は魔法に熱中していた。まぁ、外に出てこっそり魔法の練習をしているから引きこもりではないよね?


魔法に関しては入門、初級、中級、上級、魔級

があるのだが中級まで行った。普通の魔導師で中級レベルだからまだ子供の俺にとっては素晴らしい伸びだと言える。相変わらず三つ以外の魔法は使えないままだが。


俺は目覚めた。もう俺にも部屋が与えられていて隣にはお母様はいない。さて、今日は黄魔法の鍛練をする日かな。俺は洗面所で顔を洗い、朝早くから起きているペッツさんに軽い朝食を用意してくれるよう頼みに調理場へ行った。


ペッツさんはもう昼食の下準備を始めているところだった。


「あ、ルキ様。おはようございます。今日も朝早くから魔法の練習ですか?」


「おはようございます。はい、朝食をお願いしに来ました。」


「今日はどうしますか?いつものサンドイッチにしましょうか?」


「はい、お願いします。ペッツさんが作るものは毎回美味しいですから何でもいいのですがね。」


サンドイッチというものは俺が考えたもので切った柔らかいパンにベーコンや炒り卵を挟めて食べるものを総称してそう言っている。もともとサンドイッチのレシピはなかったがふと頭に思い付いたのでペッツさんに提案してみると注文通りに作ってくれた。サンドイッチの他にもハンバーグとかソーセージとか言うものが頭に浮かんでいるのだが作り方がまだ思い付かない。ちなみにサンドイッチは好評で瞬く間に領内に広まったそうだ。


「ありがとうございます。では、すぐにお持ちするので食堂で待っていてください。」


今日は何が挟んであるかな。炒り卵かな?レタスかな?ペッツさんは本当にすぐ持ってきた。


「今日のサンドイッチはレタスとベーコンを挟んだものと炒り卵を挟んだものの二種類です。」


「いただきます。…うん、美味しいです。」


「お口に合って何よりです。では。」


ニッコリとした嬉しそうな笑顔を見せてまた昼食の準備をしに調理場へ戻って行った。やはり料理人は美味しいと言ってくれるのが生き甲斐なんだろうか。


美味しい朝食をとったあとに俺は屋敷内の庭に向かった。


中世の食文化とかよく分かりませんが、本当にサンドイッチに使えるようなパンはあったのでしょうか?(笑)こんか感じのガバガバ具合ですがこれまた多目にみてやって下さい。

ここまで読んでくれてありがとうございます。

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