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プロローグ「主人公に……」

 あぁ、なんでこうなったんだろう。

 2ーB教室の前の廊下。

 今自分は好きな人の目の前にたっている。

 4年間片想いだった人に告白しようとしているのだ。


 2ーB教室の中には放課後なのにまだ人が沢山残っていて、こっちを見ている。

 本当は人がいない所で告白するつもりだったんだけど、気づいた時にはこうなってた。

 もっと計画して告白すれば良かったと少しだけ後悔をしている。


 まぁ、計画をしようがしまいが多分自分は振られる。

 いや、絶対に振られる。

 でも伝えないといけない。

 4年間大切にしてきたこの想いを伝えたい。


 今まで色々なものを見てきた。

 たったの17年という短い時間しか生きていない。だが、その17年の中でも特に高校生活の1年半は自分の考えに大きな影響を与えた。

 色々な人達の思いを見ていく内に『自分も主人公になりたい』と思ったんだ。


 一回大きく呼吸する。

 そして一度目を閉じ覚悟を決める。


 ――さぁ、告白しよう。

 自分が幸せになるために。

 自分が主人公になるために。

 

「――さん。ずっと貴方のことが――」


 これは、高校生活の始まりから幸せになろうとした自分が振られるまでの一年半の物語である。

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