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俺の妹と幼馴染が修羅場すぎるの、だと思います。

今回、あんま何書くか思いつかなかった。けど、前回投稿してから結構日付が空いたから仕方なく投稿しといた。そんな拙い文ですが、どうぞよろしくお願いします。

ここにきて急だが、僕には幼馴染がいる。わざわざ家から遠い高校を選んだのは一重にそいつに誘われたからだ。名前を、幸率(コウリツ)御幸(みゆき)。数年前までは僕の家の斜向かいに住んでいたが、今は家庭の都合で引っ越してしまった。と言っても、引越し先は県は変わるが隣接する市のため引っ越してからも定期的に会っていたが。

「ねぇ、お兄ちゃん。やっぱりパンツ脱ぎたい」

当然、生まれたときからの仲なので御幸やその家族はこの変態()のこともドM症のことも昔から知っている。だから、自身の父親が理事長を務める幸率高校にドM症のこともあり入学先に困っていた僕ら兄妹を受け入れてくれた。感謝しかない。

「ねぇ、お兄ちゃん、聞いてる?ねえ、ブラだけでもいいから」

現状、音羽のドM症のことを知っているのは僕らの親族、御幸の家族、一部の学校関係者、担当医のおっさんだけである。つまり、ドM症のことを知っている同年代の女の子は非常に少ない。だから、音羽には御幸と仲良くやってほしいのだが、

「朝から欲情してんじゃないわよ、変態(音羽)。あまり近寄らないでね、変態が感染る」

この変態にナチュラルに音羽とルビを振っている(僕もだけど)のが僕らの幼馴染の御幸。御幸の家は学校の徒歩圏内の近場のため、いつも学校付近で合流する。今日も今、合流したところだ。故に一緒に登校するのは10分に満たない。

「あっ?貧乳さんは近寄らないで下さい。貧乳が感染ります」

二人は控えめに言って犬猿の仲だ。10分に満たない登校時間はたいていこの二人の喧嘩が占める。因みに、御幸は音羽の言うようにド貧乳だ。デフォルトされてるのではと疑うレベルで凹凸がない。それなのに身長は180cm近くあるため、より貧乳が際立つ。

「感染らないわよ。何?喧嘩売ってんの?そのアホ毛引っこ抜くよ?」

「やれるものなら、やってみて下さいよ。抜いたところですぐ生えてきますから」 

うちの妹のアホ毛の仕組みがよくわからない。

「安心して、もう二度と生えてこないように頭皮ごと抜くから」

「だからやれるものなら、やってみて下さいよ。私はその間にあなたの胸を削ぎ落としますから。あっ、すいません。最初からなかったですねwww」

音羽は真性のドMなため誰からのどんな罵倒も喜んで受けるが何故か御幸に対しては何故か異様に辛辣だ。

「ほら、二人とも落ち着いて。周りの人が見てるから」

周りの人が見てるというのは実は方便で、実際は二人の罵り合いは日常茶飯事のため最近では誰も気にしてない。

「お兄ちゃんが言うのならしょうがないか」

「響羽が言うのならね。命拾い、いえアホ毛拾いしたわね」

僕が言うだけで終わる程度の喧嘩なら最初からしないでほしい。

「そう言えば響羽、今日の宿題やった?」

因みに、僕と御幸のクラスは同じだ。そして、僕らのクラスでは昨日、数学の課題が出されていた。量がそこそこあったが難易度は基本の範疇だったため、僕はさほど苦労もせず終わった。

「やったけど、写させないぞ」

そもそも簡単と言えどもさすがに今から写したとて終わる量でもない。

「えっ?何で?」

「宿題なんて自分でやらないと意味ないだろ」

何を当たり前のことを聞いてるのだろうか?

「そっか、響羽は私のことを考えてそういった訳か。ということは、響羽は私のことを大事に思っているということで、ということは、響羽は私のことを好きで、、ということは響羽は私とエッチなことがしたいと思っているということで、ということは今のは私のことを誘ってる?響羽、私達はまだ高校生だしそういうのはまだ早いと思うわ。でも、響羽がしたいって言うなら私は……私は…」

「何を言ってるですか、この御幸(変態)は?お兄ちゃん、こいつやばいですよ」

「大丈夫だ、音羽。御幸のこれは今に始まったことじゃないだろ」

昔から御幸はちょっとしたことから、いろいろ連想して変な方(主にエロ方面)に話を持っていく癖がある。要は、変態である。

「御幸、宿題は写させてやるから落ち着け」

「えっ、けど宿題は自分でやらないとためにならないって。響羽が私のためにならないことをさせようとしてる。ていうことは、響羽は私のことを嫌いなったってこと?響羽、どんなエッチなことでもするから嫌いにならないで」

こいつ、めんどくさい。音羽とは違うタイプの面倒くささだよ。

「やーい、お兄ちゃんに嫌われてやんの」

「音羽も煽るな。御幸、嫌ってないから。ね?落ち着いて」

「響羽は私のことを嫌ってない。ということは私のことが好きで、ていうことはやっぱり私とエッチなことがしたいということで、、今のも誘ってる?いいよ、響羽。響羽がしたいって言うのなら……」

御幸はいつもこんな感じって訳ではない。だけど、たまに何がスイッチになるのか知らないが妄想が暴走する。そうなったらしばらくは止まらない。

「よし、音羽、御幸はほっといて学校行こっか」

「はい。ところでお兄ちゃん、脱いでもいい?」

「ごめん、やっぱり一人で登校するわ」



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