外 登場人物/使用語句説明
○登場人物
※クロウ・エンフリード
公認機兵の少年。
※ミソラ
ゼル・セトラス組合連合会の庇護を受ける魔導人形。
※シャノン・フィールズ
第四魔導技術開発室に所属する客員魔導士。
※ウディ・マディス
第四魔導技術開発室の魔導技師。
※ガルド・カーン
第四魔導技術開発室の魔導技師。
※ロット・バゼル
第四魔導技術開発室の魔導技師。
※セレス・シュタール
ゼル・セトラス組合連合会の幹部。
※エルティア・ラファン
総合支援施設の魔導機整備士。
※ダーレン・ブルーゾ
総合支援施設の主任魔導機整備士。
※バレット・ロウ
モルダン商会所属のグランサー。
※ヴィンス・バッツ
独立自営グランサー。
※ディルク・シルドラ
ペラド・ソラール市友好使節団の随員。
※エリアス・トゥーラン
ペラド・ソラール市友好使節団の団長。
※ジーク・ルベルザード
ルベルザード土建の跡継ぎ息子。
※リィナ・ルベルザード
ルベルザード土建の令嬢。
※ヨシフ・マッコール
ゼル・セトラス組合連合会エフタ支部の職員。
※ディーン・レイリーク
魔導機教習所の指導教官。
※グラディ・ローディル
魔導機教習所の指導教官。
※ルティアス・レンドール
エフタ市長。
※バレット・ロウ
独立自営グランサー。
※ナタリア・ルベルザード
ルベルザード土建の社長。
※マリー・テリーズ
ゼル・セトラス組合連合会エフタ支部にある酒場の給仕。
▽話したけど名前がない人達
※雑貨店の店主
※グランサーのみなさん
▽名前だけが登場した人達
※アレイア
ラトナ館の女主人。ラルフの馴染み。
○使用語句説明(各種設定とも言う)
以下、登場順(のはず)
※淫夢
……いやらしい。
※拭き取り葉
大型の葉っぱ。てぃっしゅぺーぱーとといれっとぺーぱーを兼ねたものである。なま物であるため、使用期限が短い。
※陶酔の世界
大人になってからでも、たまに酔うと気持ちいいかもしれません。後で、悶絶する危険もありますが……。
※心地よい感触
らっきーすけべである。
※試作一型魔導式大鉄槌
作成された試作品。大仰な名前ではなくなった。魔術で衝撃を付加し、打撃力を倍加させる。
※魔力吸収力と蓄積能力
クロウが持つ能力である。けれど、魔術を使う才能がない為、当人は利用できない。
※ファルザモラ工房
エル・ダルーク市にある魔導機関連部品を作っている工房。主に空調関係で定評がある。
※バルケン魔導重工
ザルバーン市にある魔導関連機器を作っている企業。魔導機関連の取り扱いは部材全般である。
※ペラド・ソラール市
大陸東端部にある島嶼に築かれた都市国家。ゼル・セトラス域諸都市及び組合連合会と友好関係にある。
※大東洋
大陸の東側に広がる大海。この呼び名は旧文明期と変わらない。
※アドロス
ペラド・ソラール市がある島。この島を中心とする島嶼がアドロス諸島と呼ばれている。
※旬毎の事情
一旬ごとに訪れる経血のこと。
※得意げな顔
見る人を不快に、或いは愉快にさせる表情の一つ。時々の状況次第で相手に与える印象が変わるという難しい顔である。
※駐在使
ゼル・セトラス域の主要な都市が各々に相互派遣している外交官。母都市よりある程度の権限が与えられている。
※アルバー
陸生系水上移動型甲殻蟲。油を含んだ繊毛を持つ節足を八本を持ち、それで水の上に浮かびながら跳ねるように移動する。口元に二本の牙を持ち、高速で獲物に迫り喰らいつく。外観がバルガ―と似ており、根が同じではないかと考えられている。
※バルガー
水生系甲殻蟲。水圧に耐える為、甲殻は厚く体格も大きい。櫂のような形状をした節足を八本持ち、水の中を自在に泳ぐ。口元に大きな牙を有しており、獲物を切断して喰らいつく。外観がアルバーと似ており、根が同じではないかと考えられている。
※遊技場
公衆浴場と並ぶ社交場。老若男女が集う場所である。盤上遊戯や札遊戯を主とするが、球技や格技をする場所もある。賭け事は良識の範囲内で認められている。
※シャルバート
東方領邦の一つ。大陸東方における交通の要衝であり、付近の領邦にも影響力を持つ。
※ベイサン
東方領邦の一つ。大東洋に面している港湾都市。
※通行税
商船が都市を経由した際に、その都市が課す税。ゼル・セトラス域では港湾の使用料や魔力代といった実費だけで上乗せはなされていない。
※試製一二型魔導機用魔導銃
試製一型の改良(?)版。基本的に作りは変わりないが、信頼性を向上させるべく単発式となった為、使用魔術式から連発機構分が取り除かれた。その結果、銃身が短くなって取り回しが楽になり、即応性が上がっている。
※浪漫
誰しもが持つモノ。それをすてるなんてとんでもない!
※試験艇
吾輩は試験艇である。名前は特にない。もとい、斥力浮上式魔導船艇の記念すべき一番機。ではあるが、やはり名前は特にない。推定では時速百アルト位は出せるらしい。
※絶叫遊技機
絶叫マシーン。簡単に言えば、ジェットコースターの類。
※一獲千金
いつの世でも夢見られるモノ。グランサー達の夢である。
※情熱
生きる為に必要なモノ。あつくなるものがなければ、じんせいはつまらない!
※淡水魚
ゼル・セトラス域では貴重品である。魚の種類? おそらくは、赤身か白身でしょう。
※乳酪
コドルの乳から作られる油脂食品。簡単に言うと、バターである。
※綺麗なおねーちゃんのいる店
踊り子付居酒屋、もしくは娼館のこと。
※ジト目
負の感情が込められた半目。いちぶのひとにはごほうびです!
※約定書
約束事を交わした証書。正当な理由なく反故にすると、社会的な信用を失うことになる。
※余計な手出しはコドルに噛まれる
警句。専門外のことには安易に手出ししない方がいいということ。コドルが自分に慣れていない者に噛みつくことが多いことから転じて生まれた。
※縁言
えんげんと読む魔術語の元々の名。魔法成立以前に経験から得られた奇跡を為す発声の総称。静かな祈りではなく、トランス状態に陥るような祈りの中で発見されていたりする。
※八一式装甲歩兵戦闘車
旧文明期において、ある国で使用されていた戦闘車両。個人装甲を四機乗せることが可能。
※九三式個人装甲
旧文明期において、ある国で使用されていた個人装甲。いわゆる、軍事用パワードスーツである。
※地獄
わるいひとが辿り着く場所。冥府でもとびきりの怖い場所である。それはもう、怖すぎて文章に書き表わすことはできない。
※多脚砲台構想
ウディ・マディスが立案した開発計画。至極簡単に言えば、砲台を動かせる脚をつけた代物である。
※多脚
現実では実用化される可能性が低い。いわゆる浪漫のひとつである。
※多脚運動試験機
全長四リュート程の四脚で歩行する機械。歩行制御に魔導機の追随型間接制御機構を流用している。
※回転儀
ジャイロスコープ。物体の角度や角速度を検出する計測器で、作中で使われているのは回転式である。
※便利な機械
電算機、コンピュータのこと。
※ALTDRT社
旧文明期にあった企業。兵器関連に携わっていたと思われる。
※ER-40重機関砲
口径四十ダルトの重機関砲。八一式装甲歩兵戦闘車等に搭載されている火砲。
※据え置き型電算機
デスクトップ型パーソナルコンピュータのようなもの。
※携帯型電算機
ノート型パーソナルコンピュータのようなもの。
※GK/VR社
旧文明期にあった企業。電子関連機器を製造していたと思われる。
※携帯情報端末
ぱーそなるでじたるあしすたんとを略して、PDA。現代で言うならば、スマートフォンのようなもの。
※個人装甲発展史
個人装甲がいかに発展してきかがわかりやすく書かれた本。
※逢引場所百選
いつどこのものかはわからないが、おすすめのデートスポットを写真付きで紹介している本。
※八一式装甲歩兵戦闘車整備説明書
八一式装甲歩兵戦闘車の整備手順等が記された分厚い冊子。
※団地妻の淫靡な日常三巻
艶本。全何巻かはわからないが、シリーズものらしい。
※工学用語大辞典
工学用語が網羅された辞典。
※巨乳対微乳-読者がそれぞれの魅力について語る決定版-
元は艶本であったが、いつの間にか世の真理を追究する真面目な論文雑誌に行き着いた変わり種。要するに、男達の乳に懸ける情熱が真面目に結実した本。
※季刊軍事論評
節毎に刊行されていた軍事関係の評論雑誌。
※良い空気
砂塵混じりでも良い空気です。
※筆記具
ボールペンは少しばかり生産が難しい為、万年筆である。
※写し
簡易な複写機が使用される。複写機は高価な為、一般にはまだ普及していない。
※機兵教練
ゼル・セトラス域においては、機兵教練は前期(盛陽節前半から)と後期(爛陽節後半から)の二度行われる。クロウは共通暦三百十六年の後期組となる。
※秘蔵の酒
エフタ支部長が応接用とのお題目で集めていた酒類。葡萄酒や果実酒、様々な蒸留酒といった具合に、十数本は揃っている。支部長は時折それらを見て、いつか飲む日を楽しみにしていた。
※赤坊主
グランサー達の間で使われていた、クロウの渾名。単独で行動していただけに、結構知られていた。
※附票
商標ラベル。これが人に物の価値を教えてくれる。
※砂糖黍
サトウキビ。主に大陸の南方、帝国南部の沿海部で作られている。
※グランサーの夢。
一攫千金である。
※風塵哀歌
風塵のように消えていく人生を健気に歌う、とてもしんみりとした歌。
※砂掘り野郎の空騒ぎ
遺物を発掘したと喜ぶグランサーの一日を面白おかしく歌った歌。オチはその遺物が捨て値という酷いモノ。




