※任務報告書09:『定点観測者』鯨井 和磨
・名前 :鯨井 和磨
・『二つ名』:『定点観測者』
・所属 :海鋼馬公司
・階級等 :特になし
海鋼馬公司に所属する、いわゆるサイコメトリー能力者。暴力や破壊工作に偏りがちな海鋼馬のメンバーの中では貴重な情報収集の専門家であり、主に戦闘系エージェントのサポート役としてと活躍する。
サイコメトリー能力は生来のもの。その理屈を解き明かすために心理学、精神医学を修め、とある大学の研究者として勤務することとなったが、そこで事件に巻き込まれ、職と、学者としての道を永久に失う。
己の力を生かして『派遣社員』として生計を立てていたが、そこでさらに、敵対したエージェントを任務終了後に殺害する、という最悪のルール破りを犯し、退職。流れ流れて、現在は前科を問わない海鋼馬公司に所属している。
本人はいたって物腰の柔らかな学者肌の好青年。一般人としても、エージェントとしてもスネに傷もつ身であり将来はとても明るいとは言えないのだが、当人は気にした風もない。むしろ罰として受け入れている節もある。
・能力 :『定点観測者』
いわゆるサイコメトラー能力。大抵のサイコメトラーのように対象に手を触れて情報を引き出す事もできるが、それだけではなく、任意の空間(複数)に己の意識を焼き付け『受信機』とし、その周囲の情報を定期的に取得し続けることができる。
いわば電波の障害を受けないレーダーにしてセンサーであり、哨戒、不意打ち、諜報など、様々な用途に用いることができる。普段はサポート役に徹しているが、個人戦闘の際は、周囲に『受信機』をはりめぐらせ完全に環境を掌握した上で、設置したトラップで攻め立てる作戦を得意とする。
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