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※任務報告書13:『清めの渦』土直神 安彦

(本章は第六話『北関東グレイブディガー』の設定資料です。時間経過後、六章末尾に移動します)

【名前】土直神 安彦(となかみ やすひこ)


【通り名】清めの渦(メイルシュトローム)


【所属】ウルリッヒ


【年齢】20


【容姿】気のいい青年。ファッションにはこだわりあり。


【正業】清掃会社勤務


【経歴】


 北関東某県在住の青年。現在では地元の清掃会社に勤務している。


 土直神の先祖は土と農耕を司る埴安神の流れを汲むらしく、代々土と水を操る力を持っていた。神社こそ持たなかったものの、かつてはこの術によって畑に肥沃な土を流しこんだり、洪水に備えて堤防を作ったり、井戸を掘り当てたりして村の中で大いに敬われていた。しかし農業の近代化、機械化にともない相対的にその地位は低下し、今では地元の豪農、程度の扱いになっている(それでも生活にはまだまだ余裕があるようだが)。


 現在は村のためにその術が使われることはない。土直神の祖父や父はヒマとカネにあかせて他宗派や他国の呪術を研究して取り込んだらしく、結果として本来の素朴な土いじりの術から大分変質することになった。土直神自身も父から術を継承しており、腕が錆びないようにと高校生の頃から派遣の仕事を請け負っている。


 その家柄ゆえか、なんとなく散らかっている部屋を見ると片付けたくなるタイプ。少年時代から無類のキレイ好きとして整備委員や美化委員を歴任していた。もともと趣味はゲームくらいしかなかったのだが、たまたま最初の派遣先が渋谷だったため、そこからファッションの道に転がり落ちてゆくことに。現在ではヒマを見つけては上京して服を買いあさる日々。そのセンスについて、なぜか周囲は黙して語ろうとはしない。


 先日とうとう某ファッション雑誌から写真撮影の申し込みがあり、これが土直神的にはここ最近で一番の自慢となっている。ちなみにその時写真に添えられたコピーは、「ガイアが俺に反逆しろと叫んでいるのさ」だった。


 余談だが、双子の妹がいる。


【スキル】


『埴流浄化術』


 家伝の秘術により、”土”と”水”を操る。剥き出しの地面であれば、そこに流れている地脈を読み、またその”ツボ”を見抜くことが出来る。このツボに、霊力で適度な刺激を加えることによって地脈を動かす。落石を引き起こしたり、地面にいきなりアリジゴクを作り出す事も可能。事前に準備をする時間さえあれば、土石流や崖崩れ、鉄砲水による戦術級の大規模攻撃や防壁構築を発動できる。


 もともと地脈に蓄えられている力を使うので、ほとんど自分の霊力を消費しない。反面、自然の摂理に大きく逆らうことは出来ない。


 また、土直神は一度だけ火山噴火を防ぐ任務において、火砕流を操った事がある。

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