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※任務報告書12:『風の巫女』風早 清音

(本章は第六話『北関東グレイブディガー』の設定資料です。時間経過後、六章末尾に移動します)

【名前】風早 清音(かざはや きよね)


【通り名】風の巫女(かぜのみこ)


【所属】ウルリッヒ


【年齢】18


【容姿】長い黒髪が印象的な女性


【正業】女子高生


【経歴】

 北関東の公立高校に通う高校三年生。実家が『天之御柱』の流れを汲む神社であり、彼女も巫女として”風の神様”と交信する力を持っている。


 しかしその神社がこの数十年ほど深刻な経営不振に陥っており、氏子は減少、社屋は傷み信仰は薄れる一方だった。 生活難にあえぐ清音は七転八倒の末ついに決断を下し、求人のあったウルリッヒ保険でのアルバイトを選ぶ。今では神様を神社の外に引っ張り出して、任務でその力を借りている。本来神様は神社から出てきたがらないのだが、神様もこれも氏子獲得のためと観念している節がある。


 その性格は非常に生真面目で、ある意味融通がきかない。春までは弓道部で副部長を務めており、マイペースな部長のもとでたるみがちな部員に活を入れる毎日だった。国体にも出場した経験があり、達人でこそないが、腕はなかなかのもの。


 典型的な日本人体質(少しのカロリーで長く活動できる)のため、ジャンクなものを食べるとすぐに太ってしまう……と本人は常々こぼし、しょっちょう女性誌やテレビで見かけたアレなダイエット方法に手を出しては痛い目にあっている。もっとも太る太ると焦っているのは当人だけで、同級生達からは細身の体つきと豊かな黒髪、やや近づき硬い雰囲気もあって、高嶺の花と思われているようだ。


 得意科目は理科と数学。巫女の力とは裏腹に、合理的で実利につながる学問を好み、実家の霊弓を半分趣味で魔改造して使用している。現在、地元国立大学への推薦を得るべく、学業とアルバイトの両立に苦心している。


【スキル】

『蟇目』

 巫女の霊力を蟇目矢に込めて放ち、その音で怪異を退ける。周囲に展開されている魔術や呪術をキャンセルする力を持つ。


『神下ろし』

 神様と心を交わす巫女の力。清音の場合は実家に奉られている、常人には見えない”風の神様”を呼び出す。神様を下ろすと、その力で風を操ることが可能となり、以下のスキルも使用できる。


『交霊』

 風を通じて、近くに眠る死者の霊と会話をすることができる。発動には充分な時間をかけて、身を清めた状態で儀式を執り行う必要がある。また、周囲に強い感情を持つ者や、不浄なものがあると効果が著しく落ちてしまう。


『風皇箭』

 清音のオリジナル術。構えた矢の先に小さな風の渦を纏わせ、ジェットエンジンの原理で射出する。最大速度で音速を突破し、着弾と同時にすさまじい破壊をまき散らす。非常に効率がよく強力な攻撃だが、一発ごとに詠唱が必要なのが弱点。

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